勝ち負けっていうか→
俺　あんまないと思うから。
はいはいはいなるほど　なるほど。
殴ってて　殴り合いには
俺　勝ってきたけど→
すごい根性あるやつって

殴っても殴っても血まみれで立ち上がるんだよね。
そういうやつ　これ以上やったら
こいつ死んじゃうじゃんと思った場合→
逃げるじゃん。
なるほど　なるほどね。
その時　俺…
ああ～　わかります　わかります。
ほんとに強いので言ったら…
（八光）ははははっ。
（あいはら）さっきので
大体わかってます　東野さん。
（あいはら）
（あいはら）十分　わかってます。いやいや　俺かって…
（てつじ）何の懲役や。
「ビー・バップ」の現場とかもうほんま　ガチで？
「ビー・バップ」は…
マジでやってました。
エキストラは　もうヤンキーで→
目立とうって　やつばっかりでしょ？
アクションシーン
大勢で立ち回りやってる時→
「カット！」。
ははははっ！（てつじ）嫌や。
もう　マジのケンカやってる。


マジですよね。
ガチ　ガチ。
だから　面白いのよ。
「ビー・バップ」って
ストーリーよりも→
大勢のケンカのシーンの
隅っこの方　見てたら→
ほんまに
やってんのちゃうかなっていうのが。
あの１年の時の電車の中の
アクションシーンなんか→
撮影　終わって血まみれよ　床。
あっ　電車の中で。
あれやった時。
あれ　何で血まみれかっていうと→
わざわざ飴のガラスを…。
窓ね　金属バットで破るように→
飴が何枚かある。
「お前ら　ここやるんだぞ」って一般公募のやつが　不良が→
本気でやってるやつは
どれかわかんないじゃん。
もう割って　手切るわ→
転がって　ガラスで切るわ→
滑るわ　切るわ。
で　それでマジに殴り合ってるから。
是非是非　見てください。
「ビー・バップ」。
さあ　そして
Ｖシネマの方にいくんですけど→
若いころは　ほんとすごくて→

先輩たちも　俳優陣がすごかったんですって。
ええ～　まず　これほんとですか？
付き人を目の前で→
ドスで
グサッて刺すような時代だった。
（あいはら）めちゃくちゃやんか。
（方正）どんな時代ですか。
誰がって　これ言っていいの？
オンエアしませんから言ってください。
×××。
何か　それ聞いたらあっ　やってそうって思います。
（方正）ははははっ！
あの人はマジだから。マジだから。
でも　それは
付き人が財布から１万円　盗んだんですけど。
「こいつ悪いですよ　ねえ　先生」
ブスッとやって→
財布　渡して
「これで病院　行ってこい」。
なら　やりゃあ
いいじゃねぇか。
昔は　すごいんだって。
今みたいなんじゃないから。
あの　これ→
監督がイジメのやり方を決めるってどういう事なんですか？
要は　俺が　デビューが
「太陽にほえろ！」で→
監督　ぶん殴ってるから。
それも　ああいう裕次郎さんがいて→
レギュラー陣たちが

後光がさしてて。
はい　後光がさしてて。
はいはいはい。
ペーペーの俳優にいく。
誰かにいくのを決めるのが監督なの。
だから　監督があいつ
やたらイジメてるなと思うと今回　あいつか。
集中攻撃で　くるから。
はあ～。
すごいから。