ビニ本を３８冊、
ばっと持ってきたと思うと思うよ。
◆思うと思うよじゃないんですよ。
「ビニ本」って聞いて、あんまり
わからない。
◆ビニ本て？
◆わからないでしょう。当時の話だから、僕は。
そういうことです。
◆そういう本を持ってきたと。
◆恥ずかしい…。
◆いかがでしょうじゃない。
◆わかったと思うと、恥ずかしい。

違います。ビニ本じゃないです。
◆何この恥ずかしい。
◆すいません。
◆そんなに恥ずかしい話？
◆菅さん、いかがでしょうか。
◆“ここはカフェなんかじゃない
”って言ってたもんね。
言ってましたね。
◆金魚好きじゃないですか。
◆金魚、そう、２００匹。
今も飼われているという。
◆金魚の水槽の水でコーヒーを入
れた。
◆怖い。
◆ここはカフェなんかじゃない！
◆それはそうや。
◆怖い怖い！
◆ちゃんと丁寧にかえてはるから


ね。
◆いやいや、あかん、あかん。
丁寧にかえてもだめです。
それはおっちゃんがいるより怖い
ですね。
◆違う？
◆違います。
違いますよ。
モモコさん、いかがですか。
◆だから、家っぽいことが残って
たと思うんですよ。
カフェやのに
布団ひいたままとか、
習字の稽古をしてる途中とか。
家やん！みたいな。
◆カフェっぽさが全然なかった。
◆家感が…。
◆脱いだままの服が置いてあった
りとか。
◆それは嫌や。
◆カフェじゃないみたいな。
◆違うんですね。
宇治原さん、いかがですか。
◆カフェじゃないって感じ。
だから、ケーキを置いてください
って言ったわけでしょう？
宇田さんが。
その話の流れで今来てましたから、じゃあ、
幾らでどうしますかと言ったときに、いや、
お金は取りませんけどと言った。

◆ああ～。置いてください、いや、
置いてくれって言っただけですけ
ど。
◆お金って何ですか。
◆置くだけということですか。
お金って何ですかと。
◆カフェとしての経営がなってないと。
違うんですねえ。
正解行きましょうか。正解のＶＴＲ、
どうぞ。
◆うちにはね、
お菓子がないから、
これ食べといてと言って、
もらいものの、せんべえみたいな
のを…。
◆よう覚えてるな。
◆宇田さんの手づくりとかじゃなくて。
◆もらいものの…。
もみじまんじゅうとか、
そういうのが…。
これは…。
◆それ、ほんま家やん。
人ん家やん、ただの。
◆ポット置いてあって、
お茶ご自由にって書いてあって、これ、店じゃない…。
◆それは宇田さん、
あかんわ…。
煎餅ともみじまんじゅうでは、
ちょっと家やん！もう家やん。
◆お金は取りませんで。

◆わかってるよ、
わかってるんやけど、
お金取らへんかったら、なおさら家やん！
◆じゃあ、宇田さんがお手上げな
ら、
だめもとで、
やってみましょうかと。◆救世主だ。
ねえ。
よかったですね。
ここの場所で今もこんなふうに続