2019/01/16(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!京都『二條陣屋』へ】[字]


ってたりという部分がしっかり進
んでいるのかなって、ちょっと疑
問にもなるんですけれども。
>>当時は自衛隊車両が普通の一
般の道を走るだけでも、信号で止
められたりとか、
なかなか仕組みが十分に機能してなかったということが問題になっ
た、そこはずいぶん改善されたと
いうことにもなるんですね。
次ですけども、じゃあ、
命を守るための仕組みの次に何が大きく変わったポイントか、これ、
情報ですね。
情報の発信、収集ということなん
ですけれども、一番大きく変わっ
た、これはもう、
皆さん今では当たり前のように耳
にすることばですけど、
緊急地震速報というものも、
阪神・淡路大震災があってから後に本格的に研究が始まって、
実用化にこぎ着けたということ。
これはですね、とにかく1秒でも
早く、地震の発生を察知する。
慌てずまず身の安全を確保することが大事だということが基本の考
え方になってるんですね。なぜこ
の1秒が大事なのかということな
んですけども、2007年から実
用化が始まったこの緊急地震速報
ですけれども、阪神・淡路大震災
のときには、
約8割ぐらいの方々が、


自分の自宅の下敷きになって亡くなった、
あるいは自宅の中でも、
たんすの下敷きになって亡くなったという、
窒息や圧死というものがほとんど
だったわけですね。
ですから1秒でも早く地震が来る

ということが情報として伝わって
いたら、なんらかの机の下に逃げ
るとか、
当時は5時46分ですから、
眠っている方が多かったわけですから、
起きているだけでもずいぶん違っ
た対応ができたんじゃないかとい
うような重い教訓が、
この情報という中にも隠されているわけですよね。
>>そしてこの30年でネットと
いうものも普及しましたよね?
>>これがちょうど平成の中で、
東日本大震災のころに、SNSという新たな情報の発信ツール、
仕組みが出来たんですけれども、
今ではもう自治体の全国の半数以上がこういう仕組みを使っていま
す。
主には食料や医療、救援物資はど
こにあるのかとか、避難所はどこ
で、なんじから開設されるのか、
あるいはライフライン、水とか電
気、
それから道路の事情はどうなのか
というのを、
自治体側から発信する、たくさん

の災害情報、
助けるための情報を、
私たちが受け取ることができるようになったんですけれども、一方
で、
このデマ、間違い情報というのが、たくさん一方で増えている。
この熊本地震のときには、
動物園からライオンが逃げたというような、
わざわざこの作り込んだ画像をネ
ット上に投稿されたものがあって、
大混乱が起きたというようなこと、
情報は増えたけれども、
それに対する、
何が正しい情報なのか、
何が間違っているのかというのを
選ぶことが難しくなったという、
この平成でもあるわけですね。
さらに発信だけではなくて、
情報を集めてくるというところに
も今、
大きな課題が出ています。
特に地震や災害が起きたときには、
じゃあどこで火事は起きているの
か、
あるいは家はどこで倒壊している
のか、
津波が起きればどこが浸水してい
るのか、
そういう情報を自治体は早く集め
て、
限られた消防隊員、それから職員

を、
そういうひどい所に派遣をして、
被災者を助けたいんですけれども、
その情報をなかなか入手するのが
難しい、
そこで神戸市がAI・人工知能を
使って、
ネット上の中にあるいろんな情報
を集約する、
正しい情報、