2019/01/16(水) 18:15〜19:00 キャスト[字]阪神淡路大震災で被災者に勇気を与えた“お言葉”とは▽名物“峠の釜めし”


ございます」
「お客様をもてなすための終着駅

ということで」
実は駅員を務める宮田さんと原田
さんの二人は、
地元の観光協会の職員。
鉄道会社から委託され、観光駅長として
365日この駅を守っています。
地元のおばあちゃんにも大評判!
元々、鉄道のことは何も知らなか
ったハイカラ駅長ですが。
今ではダッチングマシンと呼ばれ
る古い機械で、
切符に日付を入れるのも手慣れた
もの。
この日の夕方、思わぬトラブルが
発生。
なんと列車に不具合が見つかり、
発車出来ません。
復旧に駆け回る運転士さん。


すると、ハイカラ駅長・宮田さんは。
乗客に丁寧にお詫びをして回りま
す。
観光駅長といえども、駅長として
の業務はしっかりこなします。
列車は10分遅れで発車すること
が出来ました。
別所温泉駅と言うだけあって、
終着駅の先には温泉街が広がります。
ここ別所温泉は1400年の歴史
ある温泉。
風情ある14軒の温泉旅館が軒を
連ねます。
中には伝説の湯も・・・
真田幸村が密かに入ったという石湯に、
たった150円で入れます。
この日、駅にやってきたのは・・・
温泉街で働いているお母さん。
あの~もうすぐ列車出発しちゃいますよ!?
この駅が好きで、列車を一本乗り
過ごしてから帰るのが
日課なんだそう。
そんな居心地の良さは
ハイカラ駅長さんの努力があって
こそ。
この仕事に就いて8年目の宮田さ
ん。
ある思いがあって、この仕事を続
けていました。
上田電鉄には、かつてこの別所線

を含め、
5つもの路線がありました。
そのうちの一つ、北東線の傍陽駅が
宮田さんが利用していた終着駅で
した。
しかし、幼い頃廃線に。
今はなき思い出の終着駅。
「残しておいて欲しかったって思
いがあるから、ここは絶対残すぞ、
と」
「おかえり」
年末は帰省してくる人を出迎える
のが楽しみだという
宮田さん。
明るいおもてなしを忘れない
ハイカラ駅長の終着駅です。
1998年。
日本中が湧いた長野冬季オリンピ
ック。
その華やかな歴史の陰で、終着駅
となった駅があります。
群馬県の高崎駅から西へ走るJR
信越本線。
始発駅からおよそ30km、
到着した終着駅が横川駅です。
実はこの場所は、鉄道ファンにと
って特別な場所。
21年前までは、碓氷峠を越え
軽井沢へと続いていた線路。
横川・軽井沢間は

高低差553mの急勾配を登る難所でした。
そのため、通称・峠のシェルパと
呼ばれた機関車が、
列車を押して険しい峠を越えてい
ました。
その力強い走りは鉄道ファンに
大人気だったんです。
しかし、長野オリンピックの開催
に合わせ
長野新幹線の登場で、この区間は
廃線に。
華やかな歴史の陰で、横川駅は終
着駅となったんです。
そんな横川駅には、
全国的にも有名なある名物があります。
皆さんご存知、峠の釜めしです!
販売開始から60周年を迎えた名物駅弁。
横川駅のホームには売店があり、
そこで釜めしを買うことが出来ます。
栃木から鉄道の旅を楽しんでいる