また スープが口の中に
ふわっと広がってくるのがね
もう 夜 終わったあとに
優しいものを
おなかに入れたいと
思うじゃないすか
あります あります
そういう感じですね
うわっ すごいな こんなん
（光浦）食べてみたいまったく分からない
何か ずぶ濡れになったあとに
飲みたい
（笹川）あ～ いいですね
暖を取る感じで確かに 確かに
食べたときに
「ああ…」というね
生き返る？
生き返らさせるっていう
脇屋さん そもそも
料理の世界入られて
何で中華の 中国料理の道に？
そうなんすよね
僕は[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]
父親が東京に出張で来ることがあって
家族を中学２年生のときに
東京に連れてきたんですねそんときに
初めて中国料理食べたのが
赤坂の[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]
[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]っていうとこだったんですよ
（光浦）「山王飯店」？はい
もう
ものすごい 竜宮城みたいな
お店だったんですね 当時
そこで食べて感動してたら
その経営者が うちの父親と
知り合いだったんですね
へえ～
それで 「うちの子供を」
「料理人にしたい」と
「預かってくれますか」っていうような話だったんですね
１年後には本当に
そこに就職されてたんですよ
えっ じゃ １５歳で？
１５歳で
そもそも[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]
全然 そんなのなかった
えっ お父様が勝手に！？
勝手に
えっ！？
＜わずか １５歳で自らの意志に反して＞
＜料理の道へと入れられた
脇屋少年＞
＜そこには 厳しい修業の日々が
待ち受けていました＞
毎日 鍋洗い
ばっかりですからね
もう ただただ
鍋洗い 皿洗い
料理 材料運びっていう
もう それだけですよ
厳しかったんすね
へえ～
「もう やめたいな」と
思ったこととか
やっぱ ありました？
何回もありますよ
僕の年に入ったの[外:6F03A512FAAD6B4DC4B66DA4818CF6EB]
[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]しかいなかったですからね
へえ～ 厳しい
そんなに
「お前！」って
よく怒られるわけですよ
何言ってるのか…
「背中に目をつけて耳はウサギ」って
何言ってんのかなって
全然 分かんないです
でも それが
半年 １年たつと
音で 料理があがる
音でですね
「シャーッ」っていうと
お皿をパッと
出しにいかなきゃいけない
ああ～
そういうふうに
音で分かるんです
へえ～
へえ～
「背中に目をつけろ」
ってのは その
こう…
後ろ向きで洗ってても
分かるようになれっていう
ことなんですよね
それはですね ２年たつとね
ホントに 何か分かるようになったんですよ
そしたら 楽しくなってきたんですすごいな～
[外:C06A278CFFC82DDC67709E5E9577F148]っていうのありましたけどね
＜トップシェフがたどり着いた