2019/01/20(日) 07:00〜07:30 ボクらの時代[字]


せりふが。
だから 2時間前に渡される
タイプの稽古してないから→
できない。 無理っていう。
僕も だから松重さんと一緒です。
やりようじゃん。
いやいや。
僕の方が

早く言ってよ! ですよ。
やれるって。 やれるからね。
大吉先生 早く言ってよ!
やりよるからね。
たまたまです。 結果オーライです。
クラスの人気者でした?
ほそぼそとクラスの端っこの方で→
学校の先生の
物まねしてるぐらいなもんで。
そのころね
面白いこと言うやつって→
今のクラスのヒエラルキーでいくと


上の方いくかもしれないけど。
昔はね。
運動できるやつ 頭いいやつ→
面白いやつっていったら
やっぱ 3番手 4番手。
低い。
下の方です。
俺 大柄だけど
地味な大きい子やったもん。
面白い 学級新聞とか
書いたっちゃ 下 下。
学級新聞…。
そういう地味な存在。
学校の先生の物まねとかも→
予選会とかさせられてましたけど→
ホント スポーツ部を喜ばすための道化ですからね。
まったく 俺も そう。学校の先生の物まねしとった。
俺も 西南の先生
全部 できよった。
でも それ 見て
手 たたいて 喜んでるのは→
部活の 全国大会 行くような。
博多に関していうと山笠と どんたくっていう→
やっぱり どっちかというと
人に見せる側の→
要するに ステージ側にいく 祭りが
メーンであるじゃないですか。
やっぱ 観客か
向こう側かっていったら→
向こう側がいいっていう→

演者がいいって思う感覚っていうのは→
何かね 演者の側にいく
っていう発想が→
意外と そこの敷居が
低い土壌じゃないかなと。
だから クラスの
圧倒的な人気者にはなれない→
その屈辱もあるじゃないですか。
運動神経 学力 そこで勝てない。
だったら その演者になる
っていう力で→
一発で勝負かけるかっていう。
大阪に行かずに 東京に行って一旗 揚げる。
そうやってる先輩が どうも 結構
いるみたいだぞっていうのがね。
そういう意味では 後ろに
つなげていかなきゃいけない。
NHKが たまに 福岡ドラマって
福岡でやるんですよ。
東京から 演者 呼んで 俺も
2回ぐらい行ったんですけど。
あとの いっぱいの人たちは
テアトルハカタの人が…。
向こうの劇団の人が
いっぱい来るんですけど→
本読みやったら みんな
標準語に変えとるんですよ。
なるほどね。
ちょっと待て。博多弁のドラマやけん。
博多弁で言わな 分からん…。

そういう言葉 あんまり全国放送だとできないんじゃない?
一番 なまっとうやろ?
俺 一人でなまってる。
浮くとたい! ものすごく…。
テアトルハカタっていうのに→
標準語でやるんですね?
標準語で…。
博多に帰ってきて
ドラマやる気せん。
こっちは
ブイブイ 言わせたいのに。
でも あれは 標準語でできる子が
オーディションで受かってるんです。
もめたもん 俺。
会話にならんべ。家 帰ってきてさ。
「お父さん 今日 何してたの?」
「何しよったとやろ」って言いたくなるんですよ。
[名バイプレイヤーとして
活躍する 松重 豊さん]
[俳優人生を変えてくれたのは