◆こっちのほうが
生きやすい…。
◆生きやすい。
どういうこと？
◆緊張することがなくなった。
◆ああ、そういうことかあ。
大人としゃべるのも
怖かったから…。
怖い人いないから、ここ。
◆どうでした？　彼は。
◆そういう学校やめたとかいうのは、
もともとネガティブなイメージを

持ってたんで、
ここ来てから
周りの大人の人って
やめてる人多いんやとか思うと、
すごいポジティブに考えられたと
いうか。
前向きになれましたね、
気持ちが。
◆普通の人とはちょっと違うんやというふうに思ってたのが、
これだけ立派な先生が考えたら同
じ境遇やんか
ということで、ちょっと安心感も
ありますよね。
◆そうですね。
◆塾といったら
まあ、言えば、
次の学校へ行くための
方法であったり、手段、


そういったものだけに
ずうっと特化して行ってるわけじ
ゃないですか。
この学校だけは、全然違う。
もちろん方向性は一緒なんだろうけど、
でも、ちょっと違う世界でやって
るから、
すごい大事やなと思いますね。
◆ここで問題。
◆ということで、
中退というと
すごいネガティブな、
こいつはドロップアウトしたなという考え方が
普通なんですけども、
そうじゃなくて、
中退をするという、
自分の意思で決めるという、それも一つの
立派な大人的な考え方やないかと
いうような考え方で
やっておられるんでしょうけども
ね。
中退した子供たちと知り合うため
にちょっとした変わった活動をし
ております。
それは一体何でしょうかという。◆はーい！
◆八木さん、行きましょう。
まだ映ってないから。◆はい！
◆モニターをよく見てね。
◆わかりました。
勉強します。

赤いのついたらね。
わかってきたから。
公園に行って、そこにね、ドラゴン
ボールとか、「ＯＮＥ　ＰＩＥＣ
Ｅ」とか
国民的に人気があるような漫画を
置いておくんですよね。
ほんなら、勝手に
みんなが来て、読むんですよね。ただし、
５巻まで。
読みたくなったら
６巻からは
うちの塾に来てよって言って、
読み出して、
そこから入り口にするんじゃないですか？
漫画でちょっと釣るじゃないです
けど。
◆漫画で釣っていくというね。
なるほど。
答える前からハハッて大きな声で
笑いましたけどね。
◆多分、だいすけお兄さんの前で
ええとこ見せたいんやろうなと思
って…。
◆嫁も見てます。
◆だいすけお兄さんの意見もすご
く楽しみなんで、
その前に高橋さん、行きましょう。
◆いいですか？中退した子供たちがどこにあらわ
れるかという問題なんですけども、

あの先生の話を聞いてたら、
腐ったミカンの話をしておられた
じゃないですか。
◆衝撃やね。
◆あれ、
やっぱり「３年Ｂ組金八先生」、
加藤大のときの話です。◆詳しいな。
◆「３年Ｂ組金八先生」の真逆の
やつやったんで、
だから、ＴＳＵＴＡＹＡでずっと