2019/01/23(水) 15:50〜17:53 ten.【美しい港町「広島・鞆の浦」を大調査!若一調査隊】[字]


メに舌鼓。
ぜいたく、
これ。うーん。
きょうは広島県福山市を舞台にお
届けする、
若一調査隊スペシャルの第1弾。
鞆の浦の知られざる魅力に迫ります。
大阪から車でおよそ3時半、
福山市ぬまくま半島の先端に位置する鞆の浦。
1000年以上前から、
瀬戸内における海上交通の要衝として栄え、
江戸時代からその地割がほとんど
変わっていない、貴重な港町です。
では早速、
鞆の浦の魅力をご紹介。
まずは風情が残る町並みから。
町の一部が重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている鞆の浦。
江戸時代から昭和30年代にかけ
て建てられた町屋などが、
およそ280棟も残っていて、


当時の名残をとどめています。風情がありますね。
>>いいですね。
人の暮らしのにおいが、
すごく間近に感じられますよね。
>>確かに。
>>建物、
一軒ずつ、みんな違うでしょ。>>そうですね、
言われてみれば。
>>屋根の高さが微妙にみんな段違いになってるでしょ。
>>これ、どうしてなんですか?
>>土地が狭いこともあって、
建物と建物の間を詰めて、家が並
んでいくときに、
先に建ってる家よりも屋根を高く
しないみたいなルールがどうやら
あったみたいで。
>>こちらが、
灰色の平瓦をしっくいで貼り付け

たなまこ壁。
しっくいがなまこのように盛り上
がっていることが由来です。
江戸時代のものとは思えない、
モダンなデザイン。さらに港町ならではの特徴も。
>>これはね、
船板壁とかね、船壁とかいいますけども、船が古くなったら、
それをそのまま廃棄するんじゃな
くて、ふちを剥がしたりして、こ
ういう壁に使ってる。
これはもう、
そのままその昔の船であった当時

の、形状が残っていますね。
>>それで何かこう、ちょっと使
われたような

>>そうそうそうそう。
>>古さがあるんですね。
>>漁港ならではですね。>>そうですね。
町歩きの途中で見つけたのが、鞆
の浦の名産、
保命酒。
16種類の漢方の薬味を漬け込ん
だ、江戸時代から造られている薬
味酒で、幕府への献上品でもあり
ました。
そのお味は?
>>おいしい、
おいしい。飲みやすい。>>寝る前に飲んでいただくと、
夜中に目が覚めなくなります。
>>そうですか。
そうですか。
なんかそういうので引っ張りがあ
るなあ。
>>1ダース買って帰りますか?
>>1ダース。
>>続いて調査するのは、江戸時
代から残る港湾施設。
町並みを抜けると見えてくるのが鞆港です。
>>江戸時代の港の5大要素とい
われるもんが、全部残ってる。
その全部残ってるのは、もう日本

でここの港しかないんです。
>>特徴の一つが港のシンボル、
常夜燈。
現存する江戸時代のものとしては、
日本最大級です。
この明かりを目印に、多くの船が
出入りしました。
瀬戸内海の海流は、
備後水道や紀伊水道から流れ込み、鞆の浦を境に、
東西に分かれて流れていました。
そのため、
潮の流れの向きが変わるのを待つ
多くの船が鞆の浦にとどまり、
潮待ちの港として栄えたのです。
>>船が自力航行、なかなかでき
ない時代は、やっぱり潮の流れを
うまく利用して、船が進むわけで
すね。
特にそのときは、
地乗りといいまして、陸上との関