2019/01/26(土) 10:55〜11:50 奇跡体験!アンビリバボー[再][字]


うるうる してきてしまいました。
(剛力)そして わずか
50年ほど前の アメリカで→
あんなに 激しい 人種差別が
あったことって→
皆さん。 ご存じでしたか?

(設楽)知識としてはですよね。(関根)知識としてはね。
(設楽)ただ 一人一人の苦悩なんてわれわれ 分からないですから。
(関根)ピーターさん。 偉いよね。ここに 着けて。
(関根)そういうことをしたら
どうなるかってのは→
僕 想像できたと 思うんですよ。
なのに 着けたっていう。
(設楽)メダルより こっちの
影響力が すごかった。
<この1枚の写真。
ブラックパワー・サリュートの 反響は→
予想以上だった>
<瞬く間に 世界中に 配信され→
賛否両論の嵐を
巻き起こしたのだ>
<だが…>
<国際オリンピック委員会はその理念に 反するとして→
ジョンと トミーを オリンピックから
永久追放することを 決定>
<2人は 閉会式に出ることさえ
許されず→
その翌日 アメリカに
強制帰国させられてしまった>
<一方 その日


オーストラリアでは→
ピーターの 史上初の快挙が
大々的に 報じられ→
マスコミと 国民は 熱狂>
<15日間の開催期間を終え晴れて 彼は 帰国の途に就いた>
<だが
空港で 待ち受けていたのは…>
<そして 友人が
わずかに 数名のみ>
<そこに…>
<実は…>
<ピーターが 表彰式で
黒人 2人が 行った パフォーマンスに→
賛同の意志を 示した事実が
報道されると…>
<称賛は 一変>
<いまだ 白豪主義を貫くオーストラリアの マスコミは→
ピーターを こぞって
たたき始めたのだ>
<事態は それだけに
とどまらなかった>
(ピーター)んっ!
<自宅に 何通もの 脅迫状が届いた>
<そして 嫌がらせが
一段落すると 待っていたのは…>
<徹底した…>
<マスコミや 国民のみならず隣人ですら→
彼の偉業を まるで
なかったことのように 扱った>
<ピーターは その後 妻とも

うまくいかなくなり 離婚>
<職を 転々とするようになった>
<だが そんな彼を唯一 支えるものがあった>
<それは…>
<走ること>
<ジョンと トミーは 永久に
オリンピックから 追放された>
<だが ピーターには まだ→
オリンピック 出場の権利が残されていたのだ>
<夢の舞台へ 向け
練習を重ねた ピーターは…>
<オーストラリア国内の大会で
何度も 優勝>
<世界ランク 5位を
維持し続けた>
<そして 迎えた 1972年>
<ミュンヘン オリンピックが開催される この年>
<ピーター・ノーマンは
30歳になっていた>
<それでも 4年間で→
オリンピック派遣の 標準記録を13回 突破するなど 好調を維持>
<彼の オリンピック出場は
確実に思えた>
<だが…>
<オーストラリアはミュンヘン オリンピックの→
陸上 男子 200mに
なぜか 自国の…>
<こうして メキシコ オリンピック 銀メダリスト
ピーター・ノーマンの名は…>
<オーストラリアの人々から→

完全に 忘れ去られてしまうことになった>
<メキシコ オリンピックから
16年>
<銀メダリスト
ピーター・ノーマンの名は→
オーストラリアの国民から
完全に 忘れ去られていた>
(マット)おじさん。
後悔していないの?
(ピーター)確かに 俺は