2019/01/30(水) 00:40〜01:30 NHKスペシャル「アメリカvs.中国 “未来の覇権”争いが始まった」[字][再]

今 日本に 中国のハイテク技術が急速に押し寄せている。
タクシーに搭載されているのは
中国のAI 人工知能だ。
車から送られてくる
日本の膨大な交通データ。
それを収集しているのが
中国の巨大IT企業だ。
世界430都市で
5億人を超えるデータを収集。
AIで都市全体をコントロールする
プロジェクトを進めている。
次世代通信 5Gや
AIを使った自動運転など→
私たちの未来を
大きく変える技術で躍進する中国。
これまで 巨大IT企業を擁する
アメリカが握ってきたハイテク覇権を→
揺るがし始めている。
中国の技術革新が進めばやがて ドルによる金融の覇権。
更には 軍事覇権をも脅かしかねないと→
アメリカは危機感を強めている。
中国の急速な発展の裏に
技術の盗用があるとして→
アメリカは取締りを強化。
覇権を握るアメリカと→
台頭する中国の対立は深まっている。
乾杯!(一同)乾杯!
米中のはざまで
日本も選択を迫られている。
これは 世界を二分する


未来の覇権争いの始まりなのか。
アメリカと中国 攻防の最前線を追った。
中国のハイテク企業が集積する巨大都市深[外:7A9DAE9724BB80B7CC310720CC2F1FEC]。
ここで急成長を遂げ
世界の注目を集めている企業が→
NHKの取材に応じた。
自動運転の技術を開発しているロードスター.aiだ。
車に搭載されたカメラやセンサーで
外部の情報を収集。
AIが それらの情報を分析し→
車を動かしていた。
人に代わって
ハンドルやブレーキを操作する→
レベル4の技術を僅か1年で実現。
先行してきたグーグルやテスラをしのぐ開発のスピードだ。
創業者の一人 AIの開発を行う
衡量CEO。
レベル4を実現できたのは→
車や人を高い精度で認識する独自のAIを開発したからだという。
これまで自動運転の開発を
リードしてきたのは→
グーグルやウーバーなど
アメリカの巨大IT企業です。
先月 グーグルのグループ会社が
自動運転をいち早く実用化。
配車サービスを始めました。
シリコンバレーを中心にカリフォルニア州では→
ここに開発拠点を置く中国企業など
60社以上が→
熾烈な競争を繰り広げています。


自動運転は 従来の産業構造を一変させるハイテク技術です。
これまで 車を作るメーカーが
トップに君臨してきた自動車産業。
しかし 自動運転の時代が到来すれば→
車の頭脳となるAIの技術を握った企業が優位に立ちます。
世界の名だたる自動車メーカーに
AIを供給し→
巨額の利益を得ることができます。
しかも それぞれのAIから膨大なデータを収集することもできます。
これが 次世代のハイテク覇権の姿です。
なぜ 中国企業は 驚異的なスピードでアメリカに迫ることができたのか。
取材を進めると
その急成長の秘密が分かってきた。
僅か1年でレベル4に到達した
ロードスター.ai。
開発の中核を担っていたのは→
アップルなどのIT企業で最先端の技術を学んできた→
若者たちだった。
海外の企業や大学で知識や技術を身につけて帰国する人材は→
ハイグェイ 海亀と呼ばれている。
衡CEOも テスラやグーグルで→
自動運転の技術を開発していた
海亀の一人だ。
衡氏は 自分たちの技術は
全て独自のものだという。
この日 政府系の投資会社が
視察に訪れた。
中国政府は 起業した海亀たちに
手厚い支援を行っている。
投資会社は

この企業のAIの技術に注目していた。
中国政府は 今 ハイテク技術を→
成長の柱に据えた国家戦略を打ち出しています。
(拍手)
今後 30年を見据えてAIや 5Gなどの技術で→
アメリカに並び 世界トップとなることを
最終目標にしています。
この戦略を支える人材が海亀です。
中国政府は 海亀が→
帰国後に起業する資金を