2019/02/01(金) 16:47〜17:53 ten.【暗闇でパーティー!?決め手はDNA!?カラクリ過熱する婚活】[字]
EPA・経済連携協定が発効しました。
関税の撤廃で、
ヨーロッパ産のワインなどが安く手に入る一方、
神戸ビーフの生産農家からも歓迎
の声が上がっています。
>>日本とヨーロッパのEPAが
発効いたしまして、
こちらのリカーコーナーでは、
早くもヨーロッパ産のワインの値下げを始めています。
きのうよりも1本当たり100円
から200円ほど安くなっている
ということです。
>>大阪・梅田の阪神百貨店ではEPAの発効を受けて、
きょうからヨーロッパ産のワイン
およそ20種類を一斉に値下げ。
初日からワインなどを求める買い
物客が詰めかけました。
>>うちはほとんどイタリアワイ
ンが好きで、イタリアワインばっ
かりなんです。
だから、今回の話はうれしいです
ね。
>>一方、
大手スーパー、イオンでは、
発効前から先行セールを実施。
最大330種類のヨーロッパ産の
ワインを、
平均およそ1割引きで販売してい
ます。
>>3本で1000円。
>>3本で?
>>3本で1000円。
これ、
めっちゃお買い得や。
>>中には、
ワインに最大でかかっていた関税
125円を超えて、
1000円も値引きした商品も。
>>お客様にお値打ち価格でご提供しながら、単価が下がった分、
買い求めやすくなって、
数多くのお客様が買っていただいて、
非常に効果があると思っておりま
す。
>>関税撤廃の波に乗ろうと、
各地の小売り店では早速、
EPA商戦が始まっています。
そもそもEPAとは、
関税撤廃などで貿易を活性化させ、
経済関係を強化することを目的に締結されたもので、
日本ではおよそ5兆円の経済効果
を見込んでいます。
消費者にとってはうれしい恩恵が
多い一方、懸念を示すのが、
国内のワインの生産者です。
>>大きな台風が2つ、
そしてまた日照り、
いろんな天候の不順によって大きな被害を受けて、毎年、
値段上がってる状態。
要は日本のワインは高くなる。一方、安い輸入ワインがもっと安
く入ってくる。
われわれとしては、どうして対応
していったらいいかなということ
で、すごく悩んでるところですね。
>>創業105年の歴史を誇る、
老舗ワイナリーの4代目、高井利洋さん。
大阪府柏原市の自社農園で、ブド
ウを栽培し、
品質にこだわったワインを丹念に
造っています。
日本のブドウは、
広大な畑で作られるヨーロッパとは違い、
限られた敷地で作られるため、
ブドウ自体の単価が高いうえに、
相次ぐ災害でさらに価格は高騰。
これに伴い、
ワインの値段も年々上がる中、
本場ヨーロッパのワインが安く輸入されると、
太刀打ちできないと言います。
そんな厳しい競争の中だからこそ、
高井さんは日本ならではの味にこ
だわり続けたいと、
身を引き締めます。
>>外国との差別化をできるような、
いいものがどんどん出来てきてま
すので、
短期的にはこのEPAというのは
しんどいかも分からんけれども、
やっぱり将来的にはおもしろいん
違うかな、
楽しいん違うかなというように、
われわれは思っています。
>>その一方、
追い風に捉える農家も。
神戸ビーフを生産している谷口隆
博さんは、ヨーロッパをメインに
輸出していて、EPA発効はビジ
ネスチャンスと捉えています。
>>今まで神戸ビーフがちょっと
手が届かなかったかなという消費
者の人、