2019/02/02(土) 19:00〜19:45 地球ドラマチック「スカンジナビアの森で 3匹のこぐまの物語」[二][字]
手に入れました。
空き家が見つかったのは
幸運でした。
母グマは幼い子供に 多くの事を
教えなければなりません。
中でも食べられるものの
見分け方は重要です。
ヒグマは雑食で
植物の実や 草木の根 キノコなど→
さまざまなものを食べます。
特に 木の皮の下にいる幼虫は大好物です。
出発です。
しかし こぐま3号は常にマイペース。
♪♪~
他のみんながやぶの中に消えていきます。
♪♪~
こぐま3号は 森で独りぼっちになってしまいました。
♪♪~
迷子になった こぐま3号は→
母親のにおいを探しますが
見つけられません。
本能的に
安全な場所である木に登ります。
♪♪~
近くの木にモモンガが姿を現しました。
そして スズメフクロウも。
こぐま3号は更に木の上へと登っていきます。
モモンガは通常は夜行性ですが→
繁殖期になると日中にも活動します。
モモンガのメスは
排せつ物を かんだものを→
枝に こすりつけて
自分のにおいを残します。
巣の中に戻り→
においを嗅ぎつけたオスがやってくるのを待ちます。
こぐま3号は
どんどん上に登っていきます。
モモンガの巣の中は暖かくて快適。
しかし メスは 外の様子が気になって落ち着きません。
巣から出ていってしまいました。
オスが やってきました。
グライダーのように
皮膜を ぴんと張って→
空を飛んできたのです。
においに引きつけられた数匹のオスが→
メスを探して競争します。
メスから選ばれるオスは1匹だけ。
しかし
メスの姿が見当たりません。
ようやく見つけました。
こぐま3号が木から下り始めました。
しかし 下には
別の動物が うろついています。
イタチの仲間のクズリです。
そして大きなオスのクマもいます。
上にいる こぐま3号には
気付いていないようです。
オスのクマは
木に背中を こすりつけています。
こうすると体毛が抜けて
においが木に残り→
自分の縄張りを
主張する事ができるのです。
オスのクマは しばしば→
メスと自分の間に子供をもうけるために→
自分と関わりのない
こぐまを殺します。
こぐま3号は
木の上に とどまるべきですが…。
体重の重いオスが 木の上まで
追ってくる事はありませんが→
地面に下りた こぐまは
全くの無防備です。
♪♪~
見つかったら命の保証はありません。
オスのクマが
何かを嗅ぎつけたようです。
しかし
特に関心を示しませんでした。
途中の木に においを残しながら
ゆっくりと去っていきました。
ピンチを脱した こぐま3号は→
懐かしい においを嗅ぎつけました。
母親と きょうだいのにおいです。
小さな冒険者は 今度こそ置き去りにならないよう→
後を追いかけます。
家族が再び 一つになりました。
♪♪~
森の他の場所では→
さまざまな命の物語が
繰り広げられています。
ホオジロガモのヒナが
かえり始めました。
巣には母親の羽毛が
敷き詰められています。
上質なダウンのベッドです。
母親はヒナのために懸命に働きます。
貴重なカルシウムを摂取するため→
自分が産んだ卵の殻を食べています。
巣の中に卵の殻は