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2019/02/04(月) 16:47〜17:53 ten.【ノゾキミ!大阪西成の人情食堂・後編!常連客のその後…】[字]


でにぎわいを見せる、
24時間食堂、
わらじや。
常連客を巡る人間模様をノゾキミ、
ノゾキミ。
大阪市西成区、
地下鉄四つ橋線岸里駅前にある大衆食堂、
わらじや。
こちらの男性は、
わらじやに通って20年以上とい
う、
73歳の常連客。
カウンターに着けば、
黙っていても、カニ酢と生ビール、
新聞の3点セットが用意される。店主、
功からはわかちゃんの愛称で呼ば
れている。
去年のノゾキミでは、
ちょっと飲み過ぎて。>>なんでや、
マスター、



これ4杯目や。>>違う、6杯やって、もう、だ
から飲むなって、
そんなこと言うたことないやろ、だから、体のためやから、
もうかえらなあかんでというふう
に言ってる。
>>店主にたしなめられ、この日、
店を後にした。
そして、ことし。
1年たっても全く変わらない風景が。
>>彼女、
これ、食べて。>>ありがとうございます。
>>娘に怒られるから。
>>ありがとうございます。
>>いきなりスタッフの女性に、
チョコレートのプレゼント。
聞けばこのチョコレート、もとも
とは孫にプレゼントするはずだっ
たが、娘から、甘いものを食べさ
せないでと拒否されたため、
しかたなく持っていたんだって。
次の日。
いつものようにカウンターに着く
わかちゃん。
>>きょうはな、
カニがなかったんや、わかちゃん。
カニがなかってな。
>>カニなかったの。
>>いつものカニを仕入れること
ができなかったらしい。
カニがないと知り、

なんだか急に落ち着きがなくなったご様子。
そんな常連客に店主の功は。
>>マグロ、
ちょっと多めに入れとくわ、
な。>>カニがなかったおわびに、
マグロの量を奮発。
この日、
いつものカニ酢は食べられなかっ
たが、
マグロの大盛りサービスでマスタ
ーの優しさに改めて触れることが
できた。
>>いらっしゃい。
>>24時間年中無休で営業して
いるわらじやには、
ほかの食堂にはいない、
月ぎめ客と呼ばれる常連客がいる。
月ぎめ客とは、
店主の功が家主をしている住宅で暮らし、
栄養バランスを考えた朝昼晩の食
事付きで、
月ぎめ契約をしている客のこと。
その多くは、
身寄りのない高齢者や、
知的な障害のある生活弱者。
薬も客から託されて功が預かって
いる。
>>みんな食後に、
大概薬を飲む人が多いから。>>それ全部お客さんの?
>>お客さんの薬ですよ。

忘れるから。
中には痴呆の人もおるから、飲ん
だのに、飲んでない、飲んでない
言うから、ごはん食べたらもう確
実に薬はいるから、
ここで何人か預かってるんですよ。
>>ところで、
月ぎめの常連客といえば、
功が長年、
気にかけている86歳のおじいち
ゃん。
身寄りのない高齢者で1人暮らし、
もう10年以上もわらじやのお世話になっている。
おじいちゃんの好物は、
だしの効いたたまご丼。
>>年寄りは家ではね、ガスとか
使われないから、危ないから。
>>いつものように食事を済ませ
たおじいちゃん。
ところがそのあと、家から姿を消

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