「東京タワー」に出て→
「東京タワー」の監督に対して
すごい怒ってたのを知ってたから。
僕はリリーさんに頼まれて
エキストラで出てたんですよ。
その時に ひどい目に遭った
っていうのがあって。その話 した瞬間に→
「わかる」って始まって。
よかったですよね。
こうなったら強いですよね?
そうなんですよ。
「一事が万事 そういう監督で」
みたいな感じでスイッチが入って→
何となくかみ合った。
俺 テレビで見てましたけど→
日本テレビでやってた
日本アカデミー賞で→
樹木希林さんが
最優秀主演女優賞取られて→
インタビューで ず~っと
「東京タワー」の監督の悪口言ってたんですよ。
(方正)ええ~。
ねっ。
「もっとふさわしい作品が
あると思います」から始まって→
「監督賞は余計だと思う」とか
ず~っと言い続けてて。
監督もいて… ねえ?
うん。
いてんのよ。
最初は みんなねボケやと思って笑うけど→
だんだんと 何か…
(八光)はははっ。
ええ~!?っていう。
その件についても 「僕 あれ最高に笑ったんですけど→
どうなんですか? どこかで多少
笑いを狙う的な部分は→
あるんですか?」って言ったら…
怖っ。 どうしたんですか?
「正直 僕は すごい面白…」。
どう言ったんですか?
ははははっ。
「そうよね」っていう感じで。
<吉田豪の
プロインタビュアー人生の中で→
最も恐怖におびえた瞬間。>
< それが お笑い界の巨匠→
ビートたけしとの共演だった。>
< その日 たけしの討論番組に→
ゲスト出演する事になった
吉田は。>
地獄やな~ 自分やったら。
<憧れの存在ビートたけしとの対面に→
心躍らせていた。>
< そして 本番前。>
お話し中 すみません。
こちらこそ よろしく。
<出演者たちと挨拶を交わし→
ビートたけしを待ち受けていた。>
< そして。>
これ 怖いわ。
よろしくお願いします。
≪うわ~。≫
< しかし このあと…>
おい。
おおっ!
< なんと初対面で いきなり…。>
ああっ?
めっちゃ怖いな。これ言われたら。
何だと この野郎!
<吉田は身に覚えもなく否定するも 聞く耳を持たず。>
< その表情は まさに…>
みんな フワ~ッて散っていくんでしょ?
誰もいなくなってました。
< そのまま生きた心地のしない状況で→
本番に臨んだ吉田だが。>
<当然 その表情は恐怖で ひきつったままだった。>
< そして収録が開始して…>
えっ!?
いや…。
間違っちゃった。
< なんと たけしが
本番中にもかかわらず→
いきなり
吉田に謝罪してきたのだった。>
<戸惑う吉田に
たけしは本番後にも。>
お疲れさまでした。
いや…。
いえいえ そんな もう…。
< じきじきに何度も何度も おわびをされ→
吉田は恐縮しまくりだった。>
< まさに背筋も凍る→
芸能界の恐ろしさを味わった
吉田。>
<更に…>
はい 吉田です。
<心の傷も
まだ癒えていない吉田に→
誰よりも早く