2019/02/06(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!大阪・豊能町の“多尊石仏”の秘密に迫る】[字]


骨盤の骨が折れ、
首の骨、
けい椎も2か所骨折していた。
幸い患者は一命を取り留めたもの
の。
>>くそー。

>>ヘリの中でも、病院に戻ってきてからも、
思うようにできない自分に憤って
いた。
>>上の先生がまだ全然仕切らな
いといけない状況なので、
全然まだまだです。
はい、
ありがとうございます。
>>今の伊豆元医師に必要なのは、
自信だろうか。
その夜、
宮崎市内の繁華街。
落ち込む後輩を励まそうと、
先輩たちが開いてくれた食事会。
ふだん、
口数の少ない伊豆元医師が、
今の思いを打ち明けた。
>>なんか、
自分もずっとメインに加わりたいなとか、思ってたけど、実際、
その場になると、
考えてないといかんことがもう山ほどあって、うわ、
きついなと。
>>そのことばに先輩は。
>>助けるのは大変や。


>>迷いますよね。
>>もう15年やってて、今でも
ああでもない、
こうでもないって不安になるわけ
よ。
でも、そこが勉強するところなん
だと思うよ、いつまでも。
>>先輩たちも自分と同じような
悩みを抱えていることを知った伊
豆元医師。
悩むことこそ成長の糧になる。
先輩からのアドバイスだった。
翌朝。
患者の元を回る伊豆元医師の表情
には、
明るさが戻っていた。
そんな中、
出動要請が。
>>ホットラインです。
800メートル走ってその後にC
PAの患者さん。
>>CPA、つまり、患者は心肺
停止の状態。
急がなければ。
現場は宮崎県南部にある日南市。
そこは伊豆元医師の地元だった。
この日は12年先輩のベテラン、
森定医師がサポートする。
患者は50代の男性。
地区の運動会で走ったあと、突如

倒れ、
心肺停止に陥ったという。
>>大学での受け入れが可能かどうかを、
確認してもらってよろしいですか。
>>この日の伊豆元医師は、これまでとは少し違っていた。
>>ルート取ってモニターつけて、
必要があったらそうかんして、もうすぐ大学のほうに戻るつもり。
>>ほどなくして現場から患者の
状態が入ってきた。
心肺蘇生措置によって、
心臓が再び動き始めたという。>>現在、
胸の痛みのみの訴えです、どうぞ。
>>呼吸は大丈夫なんですね?
>>頻呼吸であるが、呼吸苦はあ
りません、どうぞ。
>>救急隊とのやり取りに関して、
先輩が口を挟む余地はなかった。
患者を前にしても伊豆元医師は落
ち着いていた。
>>ちょっとごめんなさいね。
こんにちは、分かります?
今、
何が一番きついですか?>>胸が痛い。
>>胸が痛いね。
分かりました。
>>ここで、
心臓の動きを確認していた伊豆元医師が、僅かな異変に気付く。
>>心のう液貯留なし。
前壁、
下壁は動きは悪くないですね。

側壁が少し怪しいかも。>>診察の結果、患者には、心筋
梗塞の疑いがあると判断。
急いで病院へ戻り、
手術を行わなければならない。
検査すると、
一部血管が詰まっていることが分
かった。
やはり心筋梗塞を引き起こしてい
た男性。
実は、