2019/02/07(木) 16:47〜17:53 ten.【旬感中継!淡路島に今月誕生“ハイテクいちご畑”を蓬莱が満喫】[字]
>>野村さん。
>>まずですね、日ソ共同宣言と
いうのはきちんとした条約ですの
で、これからスタートするって話
なんですよね。
だから4島を全く、ロシアのもの
ですって、そもそも話にならなく
て、この段階ですでにもう2島の
返還は約束されていたんですよね。
ここから日本は今は戦術的に、
2島プラスアルファなんですよね。ですから、
一応ただ4島、
4島と言っていても話が進まないので、2島はもう確実、
ここはもう約束しただろうと。
そのあと、プラスアルファに何を
加えていくのかということで、
影を潜めているという言い方が、私は正しいんじゃないかなという
ふうには思いますけどね。
>>つまり、生稲さんのことばを
借りると、引き下がったわけでは
なくて、引き下がったように見せ
ているということなんですかね。
>>そこの解釈も、
実はいろんな人の見方によって、
今、
統一できてないっていうのがこの
北方領土問題の難しさ。しかもや
はり、
この領土を守るために戦って死んでいった人たちもやっぱりいる、
それから、そもそも国としては、
国民の生命と財産の省庁である領土を、そういう形で、
歴史認識を変えて渡してもいいの
かという議論もあって、
なかなかまとまらないところなん
ですけれども。
>>私はね、
やっぱり政府の関係者の人たちとお話をしていると、
国後や択捉について諦めたわけで
はないと言っているんですね。
一番大事なのは、そこに住んでい
た方々の気持ちなんですよ。
この方々がどういう形で、この領
土といわれている部分を取り戻し
てもらいたいと思ってるのか、そ
れを実現させていくために、主権
じゃなくても、そこで交流である
とか、経済活動であるとか、
さまざまなところから進んでいこ
うって話ですので、今、
もう2島と4島って分けてるわけ
ではないということは確かだとい
うふうには思いますけどね。
>>まさにその直面している地元の人たちの切実な現実というのを、
政治がどういうふうにくみ取って
いくのかということになるわけで
すね。
こういうことです。
VTRにもあったように、特に根
室という、
北海道の地域は、
北方四島と目と鼻の先にある町なんですけれども、
もともとそこには島民の人たちも
多く住んでおられる。
2017年、
2年前のこの記念式典のときには、スローガンは、
返せ!北方領土だという、当然、
戻ってきてほしい、
なんですけれども、その切実であ
るはずの、
地元の人たちもきょうの式典では、
このスローガンでは一転して、まずは平和条約を結んでほしいんだ
というふうに変わっている。
ここに実は、
もっと切実な現実に直面している
からこその理由がやっぱりあるわ
けです。
それはこちらなんですね。じゃあ、
地元の人たちは何を望んでいるの
か。
漁民の人たちが多い。
やっぱり安心して漁業ができるようにしてほしい、
これはもう生活にかかってくる話
ですね。
今はロシアの船にいつ拿捕される
か分からないというような危険と
隣り合わせ。そして、先ほど野村
先生もおっしゃられたように、
元島民の人たちの先祖の人のお墓
がやっぱり4島の中にはあるとい
うことで、
特に2島について、まずこのことを実現できるようになれば一番あ
りがたいと。そして、
プラスアルファのところで言えば、残りの択捉、国後のほうでも、
経済活動なんか特別な枠組みを作
って、
こういうふうな日本にとっていい
ことが実現できるんじゃないかと
いうふうなところで、2島という
話が出ているんですけれども、じ
ゃあ、その先、