薫さんがきょう、
引退会見を開きました。
長年の競技人生に別れを告げたその心境とは。
そして、気になる今後は。
＞＞何かつぶやいています。
鋭い視線です。
＞＞獲物を追い込むような鋭いまなざしから野獣と呼ばれ。
＞＞やった！
＞＞ロンドンオリンピックでは、
世界の頂点へと上り詰めた松本薫
さん。
きょう、
選手生活に別れを告げる引退会見を開きました。
＞＞本日は寒くない中、すみませ

ん。
寒くない、
寒くない、
お忙しい中、
すみません、ご足労いただき、
誠にありがとうございます。


２月７日、
本日をもって、
柔道競技を引退いたしますことを報告します。
＞＞今、
率直に引退を迎えられて、
心境をお願いできますか。
＞＞柔道をしないこと、練習をし
ないこと、トレーニングをしない
っていうのは、こんなに楽なんだ
なって。
＞＞そして、引退に至った理由は。
＞＞私の中の優先順位の一番が、
柔道よりも子どもにいってしまったこと。
もうオリンピックは難しいなって
いうふうに判断しました。
＞＞松本薫の名を世界中にとどろ
かせたのが、
２０１２年のロンドンオリンピッ
ク。
その眼光は獲物を狙う野獣そのも
のでした。
＞＞組んでいく、
そうです！＞＞有効！松本薫、決勝進出！
＞＞準決勝では延長４４秒、
強烈な大外刈りで有効を奪い、決勝に進出。
決勝戦もそのみなぎる闘争心で、
技をかけ続けていきます。
試合は延長戦に突入。
ここでも相手に技をかけ続けた松本さん。
その闘争心が勝利へとつながった

のです。
＞＞一発反則。
松本薫、
金メダル。
＞＞相手選手が松本さんの軸足を右足で刈ったことが危険行為に当
たるとして、反則が宣告され、勝
利をつかみ取ったのです。
野獣の顔は笑顔へと変わり、
そして涙が。
＞＞勝った瞬間は、
どんなことが頭をよぎりましたか？
＞＞自分一人だけの金メダルじゃ
ないなっていうのは、勝った瞬間
に思いました。
あと４８キロ級も５２キロ級の選手も一緒に頑張ってきた選手なの
で、
本当にその人たちの分も頑張ろうと思って戦いました。
＞＞日本でも多くのファンがずっ
と応援していると思いますが、
どんなことを伝えたいですか？
＞＞やっぱり、
応援していただいて、
本当に力になったので、ありがとうございました。
＞＞ロンドンオリンピックの日本
選手団の、
金メダル第１号になりました。
これに関してはいかがでしょう？
＞＞うれしいです。
１番っていうのは好きです。
＞＞また、

松本さんの所属会社が大阪にあることから、
この年、
感動大阪大賞が贈呈されました。そして４年後。
＞＞簡単に言いますと、
野獣ではなく、
知性を持った野獣で戦いたいと思
います。
＞＞２大会連続でオリンピックに
出場。
＞＞一本背負い！有効！
＞＞見事銅メダルを獲得し、
２大会連続でのメダル獲得となり
ました。
その後、結婚、出産を経て、
子育てと自身の夢を両立しながら奮闘してきた松本さん。
去年はこんな一面も。
在住している東京・多摩市をＰＲなど、活動の幅を広げていきまし
た。
＞＞多摩に来い！
＞＞野獣というニックネームを実