じっと うかがっています。
♪♪~
何度もアプローチを試みますがクリスチャンは相手にしません。
毛繕いに誘っても 完全無視です。
パウロは 毎日 母親と息子の関係に隙がないかを探っています。
クリスチャンに
毛繕いのサービス。
それでも 興味を
示してもらえません。
とはいえ 時間とともに
家族の関係は変化します。
息子のミゲルは 少しずつ
自由に行動をし始め→
母親と距離を置き始めます。
この日は 他の種の猿と出会いました。
♪♪~
妻のクリスチャンは 珍しく独りです。
ついに パウロにチャンスが到来しました。
落ち着かないクリスチャンは子どものそばに駆け寄ります。
パウロは 必死に追いかけていきます。
クリスチャンはためらっているようでしたが→
数か月ぶりに
夫のパウロの接触を許しました。
♪♪~
息子のミゲルは しばらく独りで過ごします。
子どもの誕生は オスとメスの関係を
変化させますが→
シロガオサキにとって それは
一時的なものでしかありません。
夫婦の絆は 末永く続いていくのです。
パリ動物園に 夜が訪れました。
♪♪~
パートナーシップを結ぶのは必ずしも オスとメスに限りません。
孤独から救ってくれる
友情の絆もあります。
♪♪~
こちらの2匹のオスのサイはかつては ライバルでしたが→
今では行動を共にしています。
♪♪~
アフリカの動物が暮らすゾーンでは
さまざまな草食動物が→
一緒に飼育されており 動物たちは
平和に過ごしています。
ところが 最近 不満のサインを
発しているものがいます。
オスのアネハヅルです。
(鳴き声)
パートナーのメスの姿が
見当たらないのです。
(鳴き声)
ツルは 常に つがいで行動するためどちらかが いなくなると→
もう一方は 気が気ではありません。
一体 何があったのでしょうか。
メスのアネハヅルは ケガをして
診療所にいました。
脚が折れてしまったため 手術で
補強のためのピンが挿入されています。
毎日 メスを捜し続けるオス。
このままでは オスの健康も危ぶまれます。
♪♪~
夜 ケージの中でも オスは悲痛な鳴き声を上げ続けていました。
そこで 飼育員は特別に オスを 治療中の
メスのもとへ 連れていくことにしました。
通常 診療所には
病気の動物しか入れません。
今回は特例です。
ようやく オスは落ち着きを取り戻しました。
メスのケガは 幸い
回復しているようです。
挿入したピンを取り除くときです。
オスとメスを 再び引き離さなくてはなりません。
(鳴き声)
またも オスのストレスが募ります。
獣医師は できるだけ手短に
手術が終わるよう努めます。
メスの脚は 順調に回復しています。
すぐにも歩けるようになるでしょう。
♪♪~
草食動物のゾーンに平和と にぎわいが戻ってきました。
アネハヅルのカップルも
再び 一緒に過ごしています。
固い絆で結ばれている2羽。
アネハヅルの寿命は20年ほどと言われています。
メスが骨折したほうの片脚で
バランスを取っています。
折れた脚も 2羽の関係も
元どおりになりました。
とはいうものの 動物たちの行動には
人間の理解が及ばないものもあります。
奇想天外な行動を起こした動物を
ご紹介しましょう。
カンムリヅルです。
ただいま 恋人募集中。
残念なことに パリ動物園には
カンムリヅルは1羽しかいません。
なんと ダチョウにアピールを始めました。
体重が 自分の30倍もある相手です。
懸命の求愛ダンスで ツルは ダチョウに
何を伝えているのでしょうか。
動物の感情についての研究は