行け!
セーフ!
<さぁ 残りは あと4人>
3・2・1!
≪行け!≫
(石崎) あ~~! あ~!!
<隊の雰囲気は 一変>
<皆に…>
<出発は明日! いよいよ…>
風の恐怖ね。
(宮川) 怖い あれ。
丸一日… 寝れないというか→
生きた心地がしないでしょ。怖かったです。
今まで いろんな山 登ったけど
本当に 経験したことのない…。
(一同) へぇ~!
大島 どうですか?
(大島) あの風の後に
ロシアンぬ~れっとがあって→
本当に よかったなぁと思って。
最後はイモトさんから石崎さんで→
こっちも よっしゃ!と思った。
(笑い)
隊の士気は上がったと思って
よかったなぁと思いました。
いい差し入れでしたね 本当に。
正直 楽しんでもらえるかなと思ったんだけど→
まさか こんな過酷な状況でやると夢にも思わないから。
もうちょっと 下のほうで笑いながら やるのかと思った。
何か すいませんね。
とんでもないです 助かりました。
<地獄の2日間が
いよいよ始まる>
<地獄の2日間が
いよいよ始まる>
<天気予報は的中>
<ここから先…>
<荷揚げを削ったため…>
これ 私のやつ!
じゃんけん ぽん!
うわ~!
ぱんぱんかもしれないですね。
ヤバっ!
<今日の…>
<そう! 順応を削ったため…>
<加えて いまだ治らない…>
<地球の最果ての地に君臨する山は…>
<待ち構えるのは…>
変わると思うよ。
<いよいよ 心臓破りの坂に突入>
<フィックスロープにユマールを取り付ける>
<傾斜は 平均で40度>
<座って休める場所などない>
<幸い 気温が高いため→
手袋は1枚>
<ユマールの掛け替えは
スムーズ>
<順応できていない体>
<息を切らさないよう深呼吸しながら進む>
<はるか眼下に見える
ローキャンプ>
<15kgのリュックを
ものともせず 快調なペース>
<わずか…>
早い! よっしゃ。
<ルートから 脇に外れ
初めての休憩>
<ここで ご機嫌だった…>
<イモトが見たのは…>
<登れば登るほど→
ここが南極であることを実感させてくれる景色>
<生命の痕跡が一切ない
巨大な大陸>
<ここには
極限の厳しさと同時に→
極限の美しさがある>
<予定よりもはるかに早いペースで→
最後のフィックスロープに突入>
<足元は 両サイドが切れ落ちる→
ナイフリッジ>
<しかも これまでで最大>
<スキーのジャンプ台以上の
急斜面>
<アイゼンをしっかりと蹴り込み
一歩一歩 確実に>
<登攀開始から5時間>
<順応を削った代償が徐々に現れ始める>
フゥ…。
<緩やかな斜面にもかかわらず→
先ほどよりも つらそうなイモト>
フゥ… フゥ…。
<頭痛や吐き気など
症状は それぞれだが→
風邪をひいているイモトは…>
<苦しめられる>
<追い打ちをかけるように→
太陽が 山陰に隠れてしまった>
ファイト!
<予想していたよりはるかに大きなダメージ>
<しかし 心が折れる寸前で→