2019/02/10(日) 07:00〜07:30 ボクらの時代[字]


キーパーみたいな所から→
全体を見渡せるんで。
だから 面白いですよ。
それこそ 芸能人の人も
いっぱい来ましたし→
そこで見た経験は
今に生きてるかもしれないですね。
こういう人は

こういう癖があったりとか→
だから 男女 2・2で
4人で 来てたときに→
誰が どうやってお会計するかまで当てれるようになってましたもん。
伝票 誰に持ってけばいいか一番スマートなのは この人だとか。
時計とか 靴とか 話し方見て
たぶん この人が払うなってのは→
何となく分かるように
なってました。
こういうお客さん来ると
この人 なかなか帰らないだろう。
なかなか帰んないし


ずっとお湯割りとか頼んでるかな。
途中で 梅干し入れてきたり
するんだろうなって。
何で 知ってるんだ?
リリーさんも お顔とか 名前が皆さん 分かるようになったのは→
結構 遅いですよね。
でも 俺 もともとね→
絵描いたり 字書いたり
してましたから→
自分の顔を覚えてもらう
仕事じゃないしね。
でも やっぱ
物書きとか 絵描きとしては→
自分の顔よりも 自分の作品を
覚えてもらうことが→
全然いいことだから
最近 うれしいのが→
クラブとかで飲んでると→
クラブで働いてるお姉さんたちが子供のときに見てるものが→
俺が作ったものだったりするわけ。
俺が携帯で 何か触ってると横にいるホステスさんが→
「『おでんくん』好きなんですね」
みたいなことを言われると→
俺が描いたと思ってない。
そういうときが 一番いいよ。
そうだよね。
水戸黄門か 俺 みたいな感じ。
それ 俺が描いたんだっていう
タイミングを…。
いつ 印籠を出すかと。

理想的なのはやっぱ 筒美 京平さんの曲って→
みんなが知ってるし。
けど 筒美先生の顔 知ってる人→
あんま いない。
そうか。
だから 俺も飛行機で 筒美 京平を演じてみようかなとか→
色々 イマジネーションある。
ずっと 五線譜出して
何か 書きながら。
キャビンアテンダントに
「いい声だね」
あれ? 筒美先生なのでは?
みたいな。
何をしてるんですか。
やっぱ 作品を覚えてもらう。
大きなお世話ですけど
リリーさん どうなんすか?
ここ 家族持ちですけど。
そういう影 なさそうですね。
いやいや もうね
そろそろ ちょっと→
俺も 何か考えたいですね。
もう 色々 周りで人も亡くなっていくし→
このまま 天涯孤独に
なっていきますからね。
そういう願望はあるんですか?
年々 増えてきますよ やっぱ。
でも 希林さんが亡くなる直前に
俺に 言ってたね。
やっぱ 結婚は若いときにしなきゃ駄目なんだって。

物事の分別がついたらあんなものは できないんだから。
カッコイイこと言うね。
毎度 毎度 希林さんは。
ちゃんと 俺も
希林さんに言いましたよ。
何言ってんすか 希林さん。 俺
まだ 分別がついてないですから。
おじさんになって
よかったこととかは 何か。
年相応の役をやれるように
なってきたかなとは思います。
ことしは
今 こういう風貌ですけど→
そういう役をやってたりとか。
これも 役作りですか?
はい。
ひげが似合う年齢になってきた。
10代のときから考えたら
もう 37なんて→
じゅうぶん おじさんだなと