永遠の森を造るための→
驚きの作戦が記されています。
これは 森の未来予想図です。
三角形は 針葉樹。
モコモコとした形は常緑広葉樹と呼ばれる木々。
4つの絵は
植えた直後 50年後 100年後→
そして 150年後の
森の姿です。
最初に 木を計画的に植えたら
あとは 放置します。
150年かけて 荒れ地に 太古の
原生林を よみがえらせるという→
前代未聞の森づくりでした。
これこそ 養老さんの言うぜいたくな実験だったんです。
今 森の始まりから
ちょうど100年。
一体 どんな森に
なっているのでしょうか。
実験の結果を解き明かそうと
日本を代表する→
植物や動物の研究者たちが
明治神宮に集結しました。
養老さんの姿も見えます。
調査に関わったメンバーは 総勢146人。
明治神宮が 鎮座 100年を
迎えるのを記念して→
今回 特別に 神域の森の調査が
許可されたのです。
皆さん スーツを脱いで調査開始。
植えられた木々はどのように育っているのか→
森には どんな生き物がいるのか
誰も分かりません。
専門分野に分かれて
森に 散らばっていきます。
(女性調査員)35。 110。
黙々と 木の幹に メジャーをあてている人たちがいます。
何万本あるかも分からない
境内の木。
その種類と 太さ 高さ 場所を→
一本一本 記録していきます。
全ての木の測定が終わるまでには
2年も かかるといいます。
100年前に始まった→
実験の成否を判定できる決定的な調査です。
こちら 昆虫班。
人工の森に 100年でどんな生態系が 出来ているのか→
生物学者にとって
またとない 調査の機会です。
木に 何かを ぶつけているのは
蛾の研究者。
これは ビールと 黒砂糖と 焼酎と
それをこう混ぜて…。
樹液に見立てた餌で
蛾を引き寄せる作戦です。
まるで
アマゾンを思わせるような風景。
森の一角にある池へと
こぎ出したのは…
ほ乳類班は 夜行性の生き物を
調査するため→
センサーカメラを 仕掛けています。
日没。
本殿の扉が 閉じられます。
境内は 夜間 立ち入り禁止です。
夜も調査を続ける昆虫班。
明かりをつけて 虫を集めます。
あ カブトムシ!
これは すばらしいよ。すばらしいね。 うん。
次々と飛んできます。
これ すごいよ。
オスばっかり?
2019/02/10(日) 16:00〜16:50
NHK総合1・大阪
NHKスペシャル選「明治神宮 不思議の森〜100年の大実験〜」[字]
大都会の秘境、明治神宮の森。百年に渡って封印されてきた神の森の全貌が初めて明らかになる。奇妙な生物を続々発見!東京に太古の原生林をよみがえらせる世紀の大実験とは
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