は、いや、
もう命が関わるから、一刻も早く
直したい。だから出てくれません
か。
でも、
引越しはやっぱりしたくないんで
すよというふうに住人の方がおっ
しゃったら、費用を出す、出さな
いの問題じゃないんです。
住人の方がやっぱり、体がちょっ
とね、
病気があるから動けないとか言っ
たときに、動かないんだったら、
警告したのに動かないんだったら、
これ、
住人とオーナーさんのけんかにな
っちゃう。
これ、
全然レオパレスが引き起こした問題なのに、
関係ないとばっちりになりますね。
まだまだこの問題は続きます。
>>では続いて、
成長を早めて経済効果を上げるんです。
>>高級魚クエの成長を早める?
南国のフルーツ、
バナナが冬に収穫できる?
そんな奇想天外な発想で、
魚や果物を育てる人たちを追いま
した。
>>冬の味覚、クエ。
フグに負けず劣らずの高級魚ですが、幻の魚といわれるほど、
漁獲量が少ないのが難点です。
そこで和歌山県白浜市にある、
近畿大学の水産研究所では、クエ
の養殖に取り組み、
世界で初めて人工ふ化に成功しま
した。
ところが。
>>クエを養殖しようとすると、
養殖するための期間が5年ぐらい
かかるんですよ。
>>問題は成長のスピードでした。
商品として扱うには、
年数がかかりすぎるのです。
そこで、
近大の中田准教授たちが考え出し
たのが、
成長が早いタマカイという南国産
の魚とクエを交配させることでし
た。
>>マレーシアとか台湾とか、
そこに生息する成長が早いタマカ
イですね。
それぞれのいいところを掛け合わ
せることによって、
いいとこ取りの次の子どもを誕生
させていこうという取り組み。
>>クエの味わいをそのままに成
長を早められれば、
収益や経済効果も期待できます。
近大では、
マレーシアでタマカイの精子を採
取して持ち帰り、クエから卵を取
り出して、人工授精させたのです。
そこで誕生した魚が。
>>クエタマですね。
>>クエとタマカイを掛け合わせた交雑魚、その名もクエタマ。
>>300匹ぐらいいますね。
一番違うのは、
体に点々の斑点模様が少しありま
すね。
>>タマカイを遺伝してるんです
か?
>>そうですね。引き継いでます
ね。
>>それではクエとクエタマ、ど
れくらい成長スピードが違うので
しょうか。
>>この模様がはっきりしている
のが、クエタマで、この右のがク
エです。
同じ年にふ化した魚ですね。
ちょっと狭いので、
クエタマが大きくなりきれない場
所ではありますけど、
広いスペースで飼うと、もう本当
2倍以上大きくなります。
>>クエは出荷するまでに5年以
上かかるのに対して、
クエタマは成長が早く、
3年以内で出荷できるといいます。しかし、課題もあります。
>>クエ掛けクエでしたら、やっ
ぱり80%とか、ふ化するんです
けれども、
やっぱりクエとタマカイの種が違うので、やっぱり受精率が悪くな
りますね。
ふ化率の向上ですね。これが課題が改善されていけば、
やっぱり稚魚も安定して生産でき
るようになりますし、
そこからの養殖も量産できるとき