が来ると思ってます。
>>そのクエタマ、肝心の味はと
いうと。
昨年末、
大阪・キタの近代直営店で、
期間限定メニューとして一般の人
たちにクエタマ料理が提供されま
した。

>>おいしいー。>>クエですね。
>>やっぱり同じような感じがし
ますけどもね。
すごい脂がいい感じに乗っている
ような気もしますし。
>>しっかりしたクエって感じで
すね。
引き締まったというか。
>>創意工夫で成長を早めることに成功したのは、
海産物だけではありません。
こちら、
岡山市の郊外にある農園。


ビニールハウスの中をのぞいてみると。
真冬だというのに、
バナナがたわわに実っていました。
そのほかにも、
パイナップルやコーヒー豆、
時期によってはパパイヤにグアバ、
スターフルーツやライチといった南洋果実も実るといいます。
この季節、
氷点下になることもたびたびあるというこの地域。
ビニールハウスにはほとんど暖房
も入っていませんが、
寒さに強い南洋植物をどのように
栽培しているのでしょうか。
>>環境に対して、
自分を変えていくという能力を持っていまして。
>>長年、
研究を重ねてきた、
田中節三さん。
寒冷地の過酷な環境下でも育つ、
強いバナナを作る方法を尋ねると。
>>凍結解凍覚醒法と申しまして、
凍結して解凍することによって、
覚醒するんです。
>>地球は今まで何度か氷河期を
迎えてきましたが、
そのときでもバナナは生き残った
証拠が残されているのを知った田
中さんは、なんと、
バナナに氷河期を疑似体験させようと、
奇想天外な発想をしたのです。

>>これが凍結したバナナの成長細胞です。
>>20年間、
試行錯誤を繰り返しながら得たのは、
冷凍庫の温度を毎日0.5度ずつ
下げていき、
半年かけて、
マイナス60度まで冷やすことでした。
その後、
常温で自然解凍すると、
見事発芽。
しかも、
普通のバナナは実がつくのに2年
以上かかるところ、
冷凍したバナナは、
たった9か月で実ったのです。
なぜ氷河期を体験したバナナは成
長が早くなるのでしょうか。
>>死ぬか生きるかのような、
極限の凍結状態まで持っていったら、そこから解放した段階で、
ものすごい速度で成長する。
>>凍結状態から解けると、抑制
が外れ、
本来植物が持つ能力が目覚めて、成長スピードが上がるというので
す。
寒い地域では、
春先になると一斉に花が咲き乱れ
るのと同じ原理です。
田中さんはそれを実験して見せて
くれました。
バナナの木の根っこをカット。

待つこと1時間。
早くも切り株から芽が出ていまし
た。
こちらのバナナは、
僅か3日で芽を伸ばしていました。
バナナだけでなく、
パパイヤも普通のものと比べると、
これだけ成長速度が違うのです。
しかも、
凍結体験した果実は、
1本の木になる実の数も多いといいます。
>>すべて生産量が上がってくる
し、寒さに強い、
寒くなっても収穫ができる作物を、
一日も早く開発して、
それを普及させる必要がある。
私の目の黒いうちに、
世界から食糧難、食糧危機という
ものはもうなくしたい。
さまざまな分野で試行錯誤が繰り

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