2019/02/12(火) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝喜連瓜破の人気あられ地獄を見た店主の壮絶人生▽大阪セレブ旅】


◆奥さん。
◆いろいろあるやん。
馬刺しとか…。
◆これは…。

◆ハラミからホタテから。
◆そうですね。
ふえました。
◆40歳を目前に好きなことがや
りたいと脱サラをして
夫婦で開店したお店、


「ふうせんまる」。お好み焼きと
たこ焼き、焼きそばの3つのメニ
ューで始めたお店は
18年間で、
もはや何屋さんかわからないくらいに
メニューがふえてしまったのです
が、実は、
開店当初に起こった
ある出来事がきっかけだったそうです。
◆小学生の子が、
僕らが始めたころに
たこ焼き買いに来て、
たこ焼きちょうだいって言うんやけど、
何個しましょう?って言うたら、
1個って言うんですよ。
さすがに1個はね、入れ物がない
から、無理やねんって。
入れられへんからって言うて、
ああ、そうなんって言うから。
ほんなら、昔アイスクリームのコ
ーン、横に置いてあって、
それ見て、これに入れたらええや
んということ。
これアイスクリーム入れるやつや
から
無理やでって言ったら、
ケチやなって言うから、
ケチちゃうし、
入れたるわって言うて、たこ焼きを入れて、ソース塗って、
50円やけどいいかなってそれや

ったら買えるって、
それであげたんです。
◆お客さんが
こんなもん食べたいなとかって、
こんなもん欲しいなって言ったら
それに合わせてつくっていくわけ
なんや。
アドリブで?
◆アドリブもあるし、
これに近いもので、いいみたいな
感じで…。
◆出してくれんの?
◆だから、例えば
お客さんがパスタを食いたいなっ
て言うたら、
パスタはないじゃないですか。
ないから、うち、焼きそばの麺は
あるじゃないですか。
◆ありますな。
◆それを見立てて、
それっぽいのを出すと。クレープとかもやるんですけど…。
◆クレープもやるの?
あそこで?
◆やります、やります。
だから、“クレープ風”って売ってたんですよ。
何でクレープ風なん?ってクレー
プでいいやんって。
いや、これ、ちゃうからなって。
自信ないって言ったら、
これは「ふうせんまる」のクレー

プやねんから、これはクレープで
いいねんって言われたんで、
わかった、
「風」、取っておくわ、みたいな。
◆なるほど。子供に教えられたんや!
堂々と商売したらええやんって。
◆中学生に言われた。
◆中学生に。
◆子供たちの要望に応え続けた合
田さん夫婦。
その評判は意外なところに広がっ
ていったそうです。
親御さんが来るようにになって、
店の名前は知ってるけど、どんな
ところやねんって
子供がおらんときに
こっそり親だけ来て、
お酒ないの?という話になって、
うち、ないんですよって。
◆それでええやん。
◆じゃあ買うてくるわ。
◆何でお客さんに
言われたとおりにするの?◆いや、
喜ぶから…。
◆喜ぶから?
ほんなら、お客さんがつくった店
やね。
◆それで結構です。
◆そういう事やね。◆要望に応えたい。
◆要望に応えたい?