これもらってください。
「となりの人間国宝さん」、
どうぞ、どうぞ。
◆いやあ、うれしい！
◆お客さんが、こんなものが欲しいと思えば、
どんなことでもお応えするお店。
お客さんの注文が多い
たこ焼き屋さんに

また一つ、メニューがふえました。
◆これからこういうふうな
お店にしたいなとか、
ご自分自身の夢みたいなものあり
ますか。
◆これからですか？
◆だって、このまま行ったら、
メニューが３００、４００になっ
てくるよ？
◆それはそれでやりますけど…。
◆やんの？
やんの？まだ。


◆要望があれば…。
こっちも楽しいので。
◆すごいなあ！
◆あっぱれ！
◆イタリアンジェラート？
ジェラートって、
要するに
アイスクリームやろ？
ちゃうの？
こんにちは。
関西テレビの朝の「よ～いドン！」という番組で。
こんにちは。
入らしてもうてもいいですか。
これがジェラートというやつ？
◆そうです。
◆これってアイスクリームとは違
うんですね？
◆違いますね。
ジェラートって
イタリア語でアイスクリームって
意味です。
◆ほな、アイスクリームやん。
それをアイスクリームって言うんや。
◆それをイタリア語で
ジェラートというんです。◆こっちはお菓子でしょう？
◆あられ屋です。
◆えっ！
あられ屋さんなの？
◆もともとあられ屋さんなんです。◆あられ屋さんなの？
◆そうです。

◆これ
は何で？
◆夏場、誰もいてないので…。
お客さん。
◆誰もいてないって…。
寂しいです。
夏場はどうしても
◆えっ、そうなん？
◆あられは…。勉強しに行きました。
◆あられを食べたほうがええんち
ゃうの？
ジェラート食べるより。
◆ちょっと社長、呼んできます。◆相談せんでええわ。
どっちを押すかということです。
◆うーん…。ちょっと社長と相談していいです
か。
◆いや、相談…。
社長と相談したいの？
◆うん。
◆いらっしゃいませ。
◆どうもすいません。
社長は今、何してはったんですか。◆私はあられの…。
◆今？ここでやってるんですか？
◆やってます。
◆どっちを押してんの？◆えっ？
今は、嫁を立てて、あら…。
ジェラートを押します。
◆今、あられ、言うた。
◆私が今、揚げたてのやつを
食べていただきましょう、ほんな

ら。
◆奥さん、不満そうな顔してる。
取り、こっち食べて、
あられ、見せてもらいますわ。
◆あられやおかきを製造・販売す
るお店、日高製菓。
暑い夏に
少しでも会社の売り上げの足しに
なればと、
奥さんは８年前、
自分が好きなジェラートで勝負することを決意し、
単身、東京にジェラートづくりを
学びに行きました。
味を左右するフルーツは
みずから全国の農家を訪ね、
直接仕入れる徹底ぶり。
奥さんのこだわりが詰め込まれたジェラートの売り上げは、
今や
本業の迫る勢いだそうです。
◆これだけ普通、種類があるもの