2019/02/12(火) 23:55〜00:40 ブラタモリ「#123 水の街・ローマ」[解][字][再]
そこからローマの街が復活を遂げるまで→
なんと1000年もの時間がかかりました。
一体どうして今のような美しい街になったんでしょう?
そういう人たちは…
バチカン ありますもんね。
16世紀 教会の力で
ローマの街は復活します。
街づくりの中核を担ったのは
ローマ教皇に指名されたミケランジェロ。
ルネサンスを代表するアーティストです。
ルネサンスは古代の偉大さを再発見するもの。
古代のような 自由で 生き生きとした
新しい文化や芸術が生まれました。
ミケランジェロは ローマの街を
美しく華やかに よみがえらせたんです。
実は…
あ~!
あぁ…。
わあ~。
これは…
これ!
いまだに当時の 1700年前の柱が
そのまま立ってます。
これ?
ほぉ~。
そのまんまなの? これ。
これ…
ねえ? でも…
衰退から1000年を経て教会へと生まれ変わった 古代の浴場。
ローマの繁栄と衰退 そして復活という
波乱万丈の歴史が詰まった場所でした。
よく分かりました。
何だろうと思いますよね。でも ほんとに いろんなもの見てきて…。
これは ちょっと知らなかった。
波乱万丈のあらわれですよね。最終的には教会になってしまった。
でも 水といったら…
え?まだあります。
ほぉ~ 行きましょう。
タモリさんが向かったのはスペイン大使館がある スペイン広場。
ローマの観光スポットの一つです。
これが…
(栗原)
これがスペイン広場です。長い広場で。
へえ~。
ああ…。
はぁ~。 いや…
まあ あの辺で…。あっ これ?
あるな あるな。
オードリー・ヘップバーンがジェラートを食べている この階段→
見覚えのある人も多いんじゃないですか?
えっ ほんと? なんで?
長い間ね。
ベトベトだったので。
それじゃダメだっていうことで
最近は厳しくなったんです。真似するね~。
こちら…。
あっ 噴水ですね。
(栗原)今 人がたくさんいるけど
これ 結構立派な噴水なんですね。
この噴水は 1620年代に
ローマ教皇の主導で造られました。
ルネサンス以降 こうした噴水が→
ローマの街の中にたくさん造られていきます。
何でしょう…。
噴水っていうの好きですよね ローマはそういえばね 造られましたよね。
つまり…
権威も表します。
それこそ…
なるほど。 そういうことで噴水が また造られたんだね。
古代の繁栄の象徴である水を生かし
新しい街づくりが行われました。
しかも この噴水の水には…
古代の水道を通っている水がいまだに ここに流れてるんです。
それの一本 一つなんだ。
(栗原)そうです。
「ヴィルゴ」が
英語の「ヴァージン」になりますので。
あぁ 見てみたいですね。
心を奪われて 「なんでだ?」って。見に行くと分かると思いますので。
行きましょう 行きましょう。
スペイン階段を上った先に古代の水道への入り口があるんです。
まあ あれは…
そうなんですか?そうだ。 今考えてみりゃ そうだ。
(笑い声)
(栗原)はい 間違いなく。
行きたい所は… ここです。
え?
ここ?
ここです。
この上をご覧下さい。 読めます?
「ACQUA VERGINE」… 処女の水!
処女の水。
どうでしょう?(ノック)
えっ? あぁ~。
ボンジョルノ。
(栗原)彼が 建築家の
パトリック・デューデックさんです。
ローマの地下を研究する団体の
メンバーで→
地下に残る さまざまな遺跡を