2019/02/21(木) 19:57〜20:54 奇跡体験!アンビリバボー[字]【実録!解剖医事件ファイル】

[お楽しみに!]
[この男性の名は…]
[兵庫医科大学で 法医学講座の主任教授を務める…]
[これまで 20年以上にわたり→
3,000体以上の遺体を解剖してきた 西尾教授は→
自らの仕事について
こう 語る]
[遺体には 時に→
死者からの 最後の メッセージが秘められていることがある]
[西尾教授には→
今も忘れられない遺体が あるという]
[5年前のこと]
[TEL]
(女性)はい。
[西尾教授の 法医学教室には…]
(母)あっ。 こっちです。
お願いします。
(隊員)はい。
(母)こっち。 お願い。
[母親は すぐに
救急車を呼んだものの→
その場で…]
[そして 事件性があるのか どうか→
警察の検視官が
死因の調査を 行った]
(刑事)どうだ?
(検視官)そうですか。
[部屋は 密室で
金品が盗まれた 形跡もなく→
また 頭部の打撲も


それ自体が→
致命傷に なるようなものでは
なかった]
[親子は 市営団地の 2階に
2人で 暮らしていた]
[いったい…]
[法医解剖室に入った西尾教授は→
離れたところから 遺体全体を
観察した]
[左側の 頭部の他に
左肩の外側]
[そして 同じ 左側の腰にも
打撲の痕が あった]
[さらに…]
[体の左側のものよりも小さかったが→
右膝の外側にも
打撲の痕が あった]
[そして 遺体の解剖が
始まった]
[メスで 胸を開いたとき…]
[通常 肺や 心臓といった血液が流れている 臓器は→
死んだ後も
血液が とどまっているため→
赤い色をしている]
[しかし 女性の肺は真っ白だった]
(西尾)ですから…。
[さらに 腹部を開いたとき…]
[西尾教授が 女性の腹部を
開いたときだった]
[骨盤周辺の組織が


真っ黒に 変色していた]
[西尾教授が 周辺を
さらに詳しく 調べてみると…]
[出血性ショックとは…]
[骨盤の中には血液をつくる 組織があり→
血液は 毛細血管から血管に送られ全身を 流れている]
[彼女の場合 骨盤骨折により血管の中の 血液が流出]
[周辺が 真っ黒になっていたのはそれが 変色したためだった]
(西尾)骨が太いので 実際には骨盤骨折が あれば→
最低でも 1リットル以上
出血すると 考えられてます。→
1リットル
抜けるということは→
やはり 生命が危なくなるという
出血量に なります。
(刑事)えっ?
(西尾)ええ。
[女性の遺体には→
左側の 頭部肩 腰の 3カ所と→
右側の 膝の 1カ所に
打撲の痕が あった]
(西尾)それは…。
[西尾教授はある推測を 述べた]
[それから 間もなく…]
(刑事)失礼します。
[警察の調査によって
驚くべき事実が 明らかになった]
[女性は 自宅で死亡しているのが発見される 数時間前…]
それは…。
[西尾教授が 解き明かした

驚愕の真実とは…]
[なぜ 西尾教授は 女性が→
交通事故に遭ったと分かったのだろうか?]
[西尾教授は こう 推測した]
[女性は 歩行中→
自分の右方向から
走ってきた車に→
右膝付近に 衝突され 転倒]
[左側の腰を 激しく 打って骨盤を 骨折した]
[そして さらに 肩と 頭部にも