2019/02/23(土) 19:30〜20:15 ブラタモリ「#127 パリの美」[解][字]


先生!
よろしくお願いします。
じゃ お願いします。 行きましょう。
先生 その…
ウ…。
ウイ。
(笑い声)
(笑い声)
早速 ブロンズ像に欠かせない石の正体を探りに行きましょう!
あっ すごいな。 もろいですね。



簡単に とれちゃいますね。
何だろう これは。 細かいですね。
なんか 砂を固めたみたいな…。砂が固まったみたいな。
ジプス…。
病院で… ジプスって何だろう。
(森田)そのとおりです。
つまり…
ブロンズ像にとって欠かせないもの
それは「石膏」。
まず 石膏を細かく砕いたあとに→
150度ほどで熱します。
それから水を加えると→
紙粘土のように固まる性質があるんです。
では 石膏とブロンズ像
どんな関係があるんでしょう?
≪ムッシュ タモリ!
あっ。
どうも。
パリに石膏のイメージはなかったね。
石膏が大量に採れる地域は
世界でも限られます。
その上 パリの石膏は→
イギリスやアメリカに輸出されるほど質が良かったんです。
そんな石膏からつくられた
さまざまなブロンズ像によって→
パリの街並みは
美しく彩られていったんです。
更に…。
パリの彫刻で有名っていやぁ…何だろう?
あります あります。

あっ ありますね。
(森田)そうですね。
そうですね。
そう! パリの彫刻を
世界中で見ることができるのは→
石膏のおかげなんです。
あの「自由の女神」も原型はパリの石膏でつくられ→
アメリカに贈られました。
石膏から生まれたブロンズ像によって→
美しい華の都の名声は 海を渡り
世界中へと広まったんです。
あっ そうなんですか?
普通 こっちの足に こうやるわけでしょ。
これ こうやるとね…。
うん。
「考える人」なのに
考えられないのよ これやると。
なんか不思議だったの。
うん。 なんか不思議で自分でやってみたら…
(笑い声)
統一された街をつくった 石灰岩。
芸術家を育てた モンマルトルの丘。
そして ブロンズ像を生み出した 石膏。
華の都を美しく開花させたのは
パリの地質や地形だったんですねぇ。
続いて タモリさんが向かったのは→
華の都の象徴とも言える あの場所です。
すごいね あれ。
すごいよ あれ 凱旋門。
うわ~ 多いね。

(森田)そうおっしゃると思ってましたけれども。
行ってみますか それじゃ。
はい 行きましょう!
まあ 行きますか。
ああ~ すごいね。
あっ 高いね。
エッフェル塔。エッフェル塔も。
(笑い声)
変わりました。
申し訳ないんですけど 地質的には全然
つまんないとこだと思ってたんですが→
とんでもないよね。
こんなとことは全く思いませんでした。
ず~っと パリの街並みを見てきて
あそこまで きれ~いに→
きれいに ピシッと全部
計画して出来上がった→
確かに きれいな都市なんですけども→
あそこまでされるとちょっと心苦しいのがあるんですよ。
それが モンマルトルに行って
一気にこう パッと解き放たれてるか→
人間味が出てくるというかね。
ここで ぐちゃぐちゃ いろんな人が→
挫折したり成功したりして
過ごしたんだということを感じると…
あそこは必要ですね。
そうですね。
「ブラタモリ」…
知らないことが多いですね。 面白いです。
やっぱり 国内だけで