溶けてなくても。
いいんですよ。

ちょっとお砂糖が残るぐらいでも。
ちょっとずつ
混ぜていくんですね。
ねっ。　そして　これがね
１粒ずつやから→
こうやって混ぜたら粘るでしょ？
こうやって　フワーッと広げてやったらいいですから。
広いとこで。　それで　こうやって
もう　固まってきたら→
こう　底から混ぜて。　ねっ。
ここに　水分がたまるぐらい→
ようけ入れたら
アカンいう話ですわ。
ああ…　わかりました。
そして　まだらになってても→
まあ　適当に。　もう　これで
寿司ご飯できてますから。
はい。　簡単でしたね　寿司ご飯。


簡単なんですよ。
だから　あの…
難しく難しくよりも…。
これなんか　もう　早く！
慌てて冷まさなくっても…。
あおぎすぎると
酸味が飛びすぎて　おいしくない。
だから　風でも…
ちょっと　窓の風でも→
ちょっと　一瞬ね　５分ぐらい
今やったら　外に出したら→
もう　すぐに冷えますやん。
ああ…。
そんな加減でもいいし。
へえ～。　あっという間に。
こうやって
ちょっと　かけておきましょうか。
はい。　これで　もう
寿司ご飯の用意ができた。
わあ…　簡単でした。
あとはね　今日はブリの手巻き寿司でしょ。
ブリをね　今　旬ですから
これを　これで頂きましょう。
はい。
はい。
〈そう　今回の手巻き寿司は
ブリだけを使います〉
ブリだけやったら　なんか…。
あの…　えー…。
ありますけど。　あるけど。

ハハハハハ…！ブリないでしょ。
ブリない…。
はい。
堂家は　あんまり　しょうもない
ダジャレなんかを言う人は→
家には　いなかったんですか？
ああ…　そんなに　家でダジャレは使わないんですけど。
ハハハハ…！
うちはね　言うんですよ。
いや　だから　先生　本当に
よく知ってらっしゃるから…。
知ってる…　ハハハ…！
サラッとおっしゃるから…。
いや…　サラーッと
こう　会話の中でおっしゃるから。
なかなか　私　あの…
最初　気づけないところがあって。
そうですか。
落ち込んだ事あるので。
あっ　落ち込んでたんですか？
今　勉強中でございます。
はい。　で　今日はね
ブリを切っていきましょう。
もう
引っ張っていったらいいですね。
堂さん　切ってみます？　ちょっと。
あっ　いいですか？こうやって切るんですよ　はい。
結構　細ーくですよね？
いや　まあ　あの…　いいんですよ。
先生のように

きれいに切れるかしら。
いえ　きれいに切れませんよ。
切れないですね。それはね　私のやってる事→
見てないからですよ。
えー！　見てた…。
見てるようで…。
見てたつもりなんですけど。
外で…　そこで見てる？
私は　こんな切り方…。
一遍に　この辺から入って
こうやって切る。
一遍に切るから。　一遍に切るから
ここがスカッとしてるわけですよ。
本当だ。
スカッとしてるでしょう？
スカッとしてます。
見て！
こうやって…
こうやって切ったら　なんか…。
確かに嫌ですよね。