2019/02/24(日) 23:00〜23:30 情熱大陸【大西益央/真冬のアメリカで行列!!1000日限定営業のラーメン店】[字]


9時前には 店を後にした>
<この夜は スタッフを連れて夕食>

<コミュニケーションもどこか日本的だった>
はい お疲れさんでした
(一同)お疲れさまでした
<耳ざわりのいい言葉だが→
それは なめてきた苦労からにじむ本音かもしれない>
<ラーメンを描いた映画
「タンポポ」に感動し→
31歳で 地元・大阪に店を構えた>
<7年後 ハワイに進出>
<でも 商売は立ち行かなかった>
<2年後ノースカロライナでも失敗し→
借金を背負った>
<追い打ちをかけるように→
父親が がんで帰らぬ人となる>
<せめてもの救いが→
ラーメンだった>
食が細くなっていってんのに→
僕のラーメンを食べてくれた→


僕のラーメンやったら食べれるっていう あの経験が やっぱり…
っていう まぁ 僕の…
<なんとしても ラーメンでアメリカ人を振り向かせたい>
<意地にも似た大西の思いに
家族は つきあってくれた>
そうですね→
まぁ とりあえず 行けば…
不安とかよりも…
…みたいな
<店が休みの月曜だけは
父親らしく>
<そう 心がけている>
<オープンから200日目は→
折あしく
大雪警報が出てしまった>
<予想最低気温 氷点下12度>
<1000日限りで畳む店の最初の節目の日が→
寒波に見舞われるとは…>
オーケー 200
オンリー800 オンリー800 モア…
(店員たち)イエ~!(拍手)
<悪天候をよそに
開店1時間前から この行列>
<今日が 特別な200日目だと
お客も知っていた>
(客)すごく おいしいです
ありがとうございます
<この日を限りに
メニューを一新する>
<けれど 次なる200日

にぎわいが続く保証はない>
<極寒の中→
待ち時間はついに 1時間を超えた>
(店員たち)いらっしゃいませ~!
いらっしゃいませ!
<次から次へ
客足は 最後まで落ちなかった>
<作ったラーメンは ふだんの3倍>
<腕も肩も ボロボロにして営業が終わる>
<誰よりも 大西が感極まっていた>
…っていう
僕 もちろん ラーメンに…
今日
<トレードマークの爽やかな笑顔がくしゃくしゃになる姿など→
スタッフには見せられない>
<再スタートは
2週間後と決めていた>
<それまでに 新しい味を
作り出さなければならない>
<帰国して向かったのは 京都>
<名店にヒントを探すという>
<料亭・菊乃井>
<料理人の村田吉弘とは面識があった>
うん
まだ 僕のラーメンに その…
あえて 香り
まとわしてなかったんですけど→
何か ちょっと… うん
刺激 受けましたね
<大西が来たと聞いて→

村田本人が顔を見せた>
<村田は
日本料理を世界に広めてきた→
第一人者でもある>
全体的に 僕が今日 一番…
あぁ 僕はね…
…やと思てんねんはいはいはい
そやから 結局 驚きがなかったらもう 食べる気がせえへんやん
においは 強い記憶に残ってますね確かに
はい
っていうことは…
はい なるほど
<どうやら何かが見えてきたようだ>
<アメリカに戻った 大西は
食材を求めて 北を目指した>
<テーマは 「香り」>
<だが 何を選ぶ>
<ボストンから
列車で2時間半→
ポートランドに