2019/02/25(月) 00:55〜01:50 NNNドキュメント「化学物質過敏症〜私たちは逃げるしかないのですか〜」[解][字]

♪♪~

高橋さん) ハァ…。(はなをすする音)
<ある日
 突然 襲う…>
<柔軟剤や食品添加物
床ワックスなど→
身の回りの化学物質に
過敏に反応して→
さまざまな症状に苦しみます>
(中田秀子さん)もう もう… ホントに もう…。

純怜さん) うわっ…。(澤村さん) ダメ?

純怜さん) すごい においした。
<職場でも
防毒マスクを着けて仕事>
<小学校の教室でも…>
(あかねちゃんの泣き声)

澤村さん) 難しいな。(あかねちゃんの泣き声)
(あかねちゃん
の泣き声)
<発症した人に残されるのは→
逃げること>
<仕事を辞め
 家を捨て→
孤立を深めて行きます>
(スタッフ) えっ?(秀子さん) お父さんが。
<症状のつらさに加え→


孤立する二重の苦しみ>
<逃げるしかないのでしょうか>
<私たちが化学物質過敏症を知ったのは7年前>
<農薬や化学肥料を使わない
栽培方法の取材中に→
しゃがみ込んでいる女性が
目に留まりました>
<声を掛けようかと思うと…>
<立ち上がり→
元の場所へ>
<その人が福井県からやって来た…>
<参加者たちのシャンプーや
整髪料 柔軟剤の香りで→
体調が悪くなったようです>
<介護士だった10年前→
職場の新築で
シックハウスの症状が現れました>
<2年後→
自宅をリフォームした時の白アリ防止剤で→
症状が悪化>
<その後 化学物質過敏症と診断されました>
<高橋さんにとって
一番つらい季節が→
やって来ました>
(農薬を散布する音)
<害虫の活動が
盛んになる夏には→
日常的に農薬が使われます>
(農薬を散布する音)
<カメムシなどを防ぐ殺虫剤や→


イネの病気を防ぐ殺菌剤>
<農家の高齢化とともに→
ラジコンヘリでの→
農薬の空中散布が増えています>
(農薬を散布する音)
<農薬散布から逃げるため→
農協の担当者に日程を聞きます>
(スタッフ) 
寝込む?(高橋さん) はい。
(スタッフ) 
痙攣?
<農薬散布は
早朝から始まるため→
その前に逃げたいと→
弁当や着替えを持って家を出ます>
<田んぼから離れ→
山奥に車を走らせます>
<発症してから
できなくなったことがあります>
<デパートでの買い物
 映画→
友達とのランチ>
<田んぼだけでは ありません>
<高橋さんの近所では→
街路樹に殺虫剤が まかれました>
<翌年も避難>
<山のバンガローを借りました>

高橋さん)12・13・14・15→
16

・17・18・1920・21・22。
(スタッフ) 
ほとんど毎日。フフフ…。
<農薬から
 とにかく逃げる>
<こんな生活を
9年も続けています>
<高橋さんは友人たちと一緒に→
農薬や化学肥料を使わずに育てた大豆で→
みそ造りをしています>