＜もう１人　分厚いマスクの女性がいました＞
＜２児の母→

化学物質過敏症の…＞
（
倉　和子さん）　あ～。
（
倉さん）　そうなんです　フフ…。
＜室内が
　つらい２人＞
＜お昼ごはんは外で食べます＞
（倉さん）　やはり　すごく　何か…。「ああ　ああ」って感じ？
「
うん　うん」ってなるのがもう何だろう。
＜倉さんは石川県野々市市に
暮らしています＞
（
倉さん）１枚・２枚・３枚・４枚ですね。
活性炭
この黒いのが全部　活性炭で。
例えば…


。
＜彼女が向かう先は…＞
＜子供を迎えに行くのが一番つらいといいます＞
＜子供たちの衣類
昼寝用の毛布や布団に→
柔軟剤の香りをつける人が
多くなりました＞
（スタッフ）　
これが　お嫌なのね。
（
倉さん）　そうですねこれ　苦手ですね　かなり。
１週間分の…
皆さんの　つけて来られた…。
（
倉さん）　まぁ　でも　目は…。
（
倉さん）　あとは…。
（
倉さん）　…ありますね。
髪の毛
　におい　ついてる。
色んな
　においがついて来るんですよ。
（スタッフ）　
あ～。髪の毛　いろんなものを吸うので。
洋服とかも
　いろんなにおいつけて来るんで→
子供が帰って来ると→
目が痛いっていう。
＜ファッションデザイナーだった

倉さん＞
＜若い頃は髪を染め
タバコも吸っていました＞
＜３８歳で結婚＞
＜ごく普通の生活が一変したのは→
長女を出産して
３か月　経った頃でした＞
＜自宅のリフォームによる
住宅建材や→
友人の柔軟剤の
　においで→
顔が腫れ上がりました＞
（浩太郎さん）　見た目が　もう人前に出られるような状態じゃ→
なくなっちゃったんですね
。
＜専門医の診察を
受けたところ…＞
＜…と
　診断されました＞
＜外出すると柔軟剤の
　においや→
車の排気ガスなどで→
動けなくなります＞
＜この地域での生活は
リスクが多いので→
倉さんは逃げることを考え→
一時的な避難場所を探し始めています＞
＜化学物質過敏症とは→
わずかな量の化学物質でも過敏に反応して→
さまざまな体調不良を

起こす病です＞
＜しかし…＞
＜なぜ　柔軟剤などの香りで→
体調不良になるのか＞
＜化学物質過敏症の患者を診察する→
宮田医師に聞きました＞
（宮田医師）　例えば殺虫剤除草剤の成分って→
ほとんど
　におわないんですよ。
＜しかも症状は→
多種多様にわたります＞
＜特徴のない症状が多く→
自律神経障害の頭痛→
精神障害のうつ状態や不眠→
消化器障害の便秘→
循環器障害の動悸など→
人によって違います＞
＜全国で
　ただ一つ→
化学物質に苦しむ人たちの→