◆嘉門さんのお母さんと知り合いなんや。
◆そうそうそう。
◆なるほど。
すいません。
◆また寄ってください。
これはまたこれ、えらい…。
これは何屋さんになるの。
自転車でスポーツしよう？
定休日って書いてあるわ。定休日やのに、
自転車、出してあんの？



もっとあかんのちゃう？ちょっと言うたらな。
こんにちは。
すいません。
関西テレビの朝の「よ～いドン！
」という番組でね、
円広志という者です。
すいません、
どうも。
これ、そやけど、えらいぎょうさん、これ、
ぶら下げてあるわ。
すごいですね。これ、いつからやってまんの？
◆ここでは４０年。
◆４０年、やっておられるんですか。
◆僕自体はもう６０年以上になる
んですけど。
◆自転車屋さんをやって？
ご主人は失礼ですけど、お幾つに
なりますの。
◆８５になります。
◆８５！？
昭和９年生まれです。◆ウソみたいに元気やなあ。
◆病院の薬、
飲んだこと、ないんです。
◆マジ？
そんな人、おるの？
この世の中に。
ちょっと待って。
◆血圧がどうとか。
◆血糖値がどうのとか、ないんで
すか？

すごいですね。
◆なぜかといったら、やっぱり自
転車で走り回ってたということが
ね。
若いころ。
◆江坂に店を構えて４０年のサイ
クルエサカ。
店主の吉光さんは、
大阪サイクリング協会の理事も務める
関西自転車界では名の通った方な
んです。
◆これは何ですの。
あっ、大阪城で？
◆大阪城に
１月２日に集まろうやないかということで、
これ！？
◆これ？
また若い格好で、これ。
先頭を切って、
あなた、すばらしいなあ、ご主人。◆これは何でんの？
◆去年、和歌山に行ったんですけど。
◆去年ということは、８４歳のと
き？
◆そうそうそう。
◆自転車で行ったの？
◆自転車じゃなしに、バス２台チ
ャーターする。
◆慰安旅行みたいなもの？
◆トラック１台を…。
◆トラックに自転車を乗せて、

ほんで、向こうで楽しむというこ
と。
◆そうそう。
◆そういうことかあ～。
◆だから自転車はすばらしいんだ
という。
◆すばらしい。
◆吉光さんのモットーは、自転車
は
ラクに楽しく。
厳しいトレーニングや
過酷な長距離走は一切行わず、
ただ、楽しく乗ることだけを
心がけてきました。
その理由は？
◆苦しいことは続けられないから。◆苦しいことは
絶対、続けられません。
苦しいことを続けられる人はなか
なかいないと思います。
◆昔、僕も
レースをやったことがあるんですけど、
勝てない。
普通の生活しとったんでは。
参加するだけで意義があるという
ことで。
◆勝とうと思ったら、相当苦しい
思いをして。
◆もう、普通の者じゃ勝てない。
苦しいことなんですよ。
やること自体が。