>>もともと仏像というのは、
当時の最先端の技術の集合体だっ
たと思うんです。
たぶん、1000年前の仏師も、
そのときにドローンがもしあればですけれども、
あったらきっと活用したんじゃな
いかなと、私は思っています。
>>そんな三浦さんが手がけたド
ローン仏の動きは、
阿弥陀如来が死者を迎えに来る様
子を描いた、阿弥陀来迎図を現実
に再現したものだということです。
一見するととっぴな、このドローン仏。
しかしそこには、仏教の発展を願
う仏師の思いがありました。
>>今、お寺さんがいろいろ新し
いことに挑戦してますから、
そういったものに応えられるよう
なお手伝いはできればなと思って
います。
常に少しずつアップデートしていくことによって、昔から伝わって
きたすばらしい技術が、
また後世に残していけるんじゃないかなと思っています。
>>伝統を守りながらも、
常に新しい挑戦をしている京都の寺。
遠い未来、
仏教の形は、大きく変わっているかもしれません。
>>AIの流れが、
ここまで奥野さん、来てるんですね。
>>ね。
私たちが慣れ親しんだ仏様の形とは違うかもしれないですけど、
これをそういうものだと思って、
育っていく子どもたちにとっては、
そういうものだし、
なんかどんどん時代とともに、
変わっていってもいいし、
いろんな人が逆に興味を持っていくような、
そうやらないと、
残っていかないのかなって、改めて思いますね。
>>実際にドローンも、子どもた
ち、
すごく興味心身に見てましたもん
ね。
後世に残すという意味では、新た
な挑戦がね、必要なのかもしれま
せん。
では続いてなんですが、きのう、
沖縄県普天間基地の辺野古移設を
巡る県民投票が行われ、埋め立て
に反対が、投票全体の7割以上を
占めました。
投票に法的な拘束力はなく、
政府は今後も工事を続ける方針ですが、
沖縄県は改めて移設を断念するよ
う迫ると見られ、
この問題の行方はさらに不透明に
なりそうです。
その辺野古がこちらになりますね。
普天間基地がある宜野湾市には、
山川解説委員がいます。
中継でお伝えします。
山川さん。
>>今ご覧いただいているのが、在日アメリカ軍の普天間飛行場で
す。
宜野湾市の人口は、
僅かに10万人にも満たないわけ
ですけれども、この場所、
甲子園球場の120個を超える広
大な土地を、
在日アメリカ軍の海兵隊が基地と
して使っています。
この飛行場の危険性はかねてから
指摘をされておりまして、
新しい場所に基地を造って移設を
しようというふうな是非を問うた
のが、今回の県民投票だったわけ
ですけれども、ご覧ください。
地元の沖縄タイムズという新聞で
すけれども、
見出しを、
新しい基地の建設、
71%の人が反対の意思を表明し
たという見出しになっています。
この普天間飛行場の危険性につい
ては、沖縄の人たちであれば、
誰もが危険だということは分かっ
ているんですけれども、今回、
改めて、
なぜ反対の声がこれだけ大きく湧き上がったのか、
この新聞の記者たちの取材活動を
通じて、いろいろなことが見えて
きました。
密着取材しましたので、ご覧くだ
さい。
>>沖縄の地元新聞、
沖縄タイムスの本社。
>>間もなく投票が締め切られる午後8時になろうとしています。
速報ニュースを流す瞬間に備えて、
この取材の拠点となっている編集局には、
緊張した空気が漂ってきました。