2019/02/25(月) 16:47〜17:53 ten.【ノゾキミ…「ひな祭り」老舗人形店の人間模様】[字]


海の上では、
埋め立てのために必要となる、
土砂を投入するための工事が、
きょうも粛々と続けられているこ
とが分かります。
今回の県民投票ですけれども、
どのような思いがそこに込められることになるのか、
その結果がこれからの行方に、
さまざまな波紋を投げかけることになります。
>>開票が進むにつれて、


基地建設の埋め立てに対する反対票が7割を超えることが分かって
きました。
投票率が大きく伸びたことを意味
していました。
>>29.93。>>そうか、
もういってるね。

>>50超えた。
>>52%を超えた投票率は、1
面に大きな文字で掲載されること
になりました。
>>5割を超えるかどうかというのが、一つの指標になってたので
ですね、
投票率を上げたいというのは、当然、新聞社としては、思いがあり
ますので。
>>玉城デニー知事が、会見場に姿を見せました。
投票結果をどのように評価するの
でしょうか。
会見が始まります。
>>辺野古埋め立てに絞った県民の民意が明確に示されたのは初め
てであり、
極めて重要な意義があるものと考えております。
工事を中止するとともに、
これまで再三求めてきた、県との対話に改めて応じるよう、
強く求めてまいります。
>>結果に法的拘束力はなく、
基地移設を推進する見通しの政府
は。
>>今回の県民投票の結果を真摯
に受け止め、
これからも、

基地負担軽減に向けて、全力で取り組んでまいります。
全力で、
県民の皆様との対話を続けていきたいと考えております。
>>関西人として、
沖縄の基地問題を取材し続ける福元記者。
>>今回の県民投票の結果は、
本土では感じ取れない沖縄の痛みであったりですね、
うーてぃーないびーらんどーとい
うのは、これ以上、ばかにするな
と、そういう思いが出たんじゃな
いかなという。
>>本土では感じ取れない沖縄の
痛み。
それは本土に住む私たちへのメッ
セージでもあります。
>>日本の安全保障政策というう
えで、沖縄がこれだけ基地の負担
を負っていると、それはやっぱり、
日本全体の問題でしょうというと
ころをですね、訴えていかないと
いけないし。
本土の人に共感されたりとかです
ね、同情されたりしても、たぶん、
解決しないんですよね。
やっぱり一緒に解決しようと議論していかないといけない。
>>では改めて中継です。
山川さん。
お願いします。
>>今回の県民投票は、
私たち、

本土に住む人間に、
さまざまなメッセージを発信した
県民投票になったと思います。
この普天間飛行場を見下ろすこと
のできる高台なんですけども、
同じ敷地の中に、
実は1つの慰霊碑が建っているんです。
その慰霊碑の名前は、
きょうとの塔という名前の慰霊碑なんですけれども、実は74年前
のこの場所、アメリカ軍が激しい
上陸作戦を展開をして、
京都から来た出身者の部隊、兵士
たちが、
そのアメリカ軍との激戦を戦った
場所でもあるんですね。
2500人を超える若い兵士たち
が、
この場所で戦死をしました。
今回の県民投票で、
本土に対するメッセージ、
私たちはどういうふうにこのメッセージを受け止めればいいのかと
いうことを考えるときに、実は、
もう忘れてしまったのか、気付かなくなってしまったのかは分かり
ませんけれども、
こうした戦争に由来するさまざまなもの、
きっかけとなるものが、
この沖縄にはあるということも、
これからもしっかり知っておかな
ければならないのではないかとい
うふうに感じています。