＞＞介護者としていい加減にしてたら、相手も分かるんですよ、
なめてかかってるって。
でも本気で違う、今、
ごはん食べるとき、どうするのっ
て、生きてほしいよとか、
言うんです、必死で。
そしたらね。＞＞施設の社長、吉松さんは、
肺がんや子宮がんなど、８つのが
んを克服。
常に死と背中合わせでしたが、そ
れに負けない気持ちがありました。
病気と闘いながら、

２０年近く、
看護師として働いてきましたが、
病院での介護に限界を感じ、
そこでみずから施設を立ち上げる
ことを決意したんです。
２００５年、最初にオープンさせ
たのが、
介護付き有料老人ホーム、アクラ
ス五条。
そこで、
入居者の多くに社会性の低下が見られることに気付きました。
そこで２０１１年にオープンさせ
たアクラスタウンでは、
施設内にカフェやギャラリーを作
り、
入居者と社会とのつながりを目指
したんです。
続いて。


＞＞アクラスタウンから、
２年後に出来たのが、
こちらの施設なんですけど、これ、
どういうことですか？
＞＞地域で暮らし続けてほしいと思ったので、
一戸建てで、
家長、
家の長として暮らし続ける。
ご近所の人と、
ご近所づきあいしながら、
家長として暮らし続けるという老人ホームです。
＞＞ちょっと待ってください。
今これ見た感じ。＞＞これ、老人ホーム？
＞＞これ、
一軒家ですよね。＞＞一軒家の老人ホームです。
＞＞一軒家の老人ホーム？
＞＞行ってみましょうか。
これが１戸？
＞＞１戸。
＞＞これ、１戸？
＞＞ここ１戸。
＞＞一戸建て、これ住宅？
＞＞１世帯ずつ住んでるんですよ。＞＞本当に普通の住宅みたいに、
１世帯の住宅？
＞＞そうです、そうです。
＞＞住宅展示場に来たみたい。
＞＞本当に、自分の家って感じし
ますよね。
ご老人の１人暮らし、
２人暮しだったら。

＞＞絶対にいいですよね。
＞＞十分ですよね。
＞＞いいですね。
＞＞そっちがお風呂場があって。
＞＞あっ、トイレも。
トイレがあって、お風呂場があっ
て。
＞＞広くていいですね。
＞＞ね、広くて清潔で。
＞＞施設というよりは、わが家で
暮らすような配慮がされています。
＞＞ここつながって？
＞＞ここ、ここに。
＞＞こっちも？
＞＞その町の、なんかたまり場みたいな。
＞＞なんか集会所的な？
＞＞そう。
＞＞本当だ。
＞＞ほら。
ご近所の人がいっぱい。
＞＞たくさんいるよ。
＞＞施設内の集会所に集まってい
たのは、
水引と呼ばれる飾りひもを作って
いる女性たち。
＞＞私たち、
昼からね、この水引の教えていただくので、きょう来てるんです。
＞＞そうそうそう。
＞＞彼女はここに入ってる方。でもうちの地域の方だから、もう
久しぶりに会って。

＞＞近所の方の溜まり場になってますよね。
＞＞自分の得意なものを教えたり
とか。
＞＞そしてこれは商品になるんで
すよ。
こんなして売るんですよ、こんな
して。
＞＞ね、いいでしょ？
これが２００円かな、ほら。
＞＞作ったものを商品として売る。