肥満は　もちろん…
そして　男性の場合のみですが　前立腺。
（嘉村）これ　まあ男性の場合はですね→
骨盤底の
直接のダメージっていうよりはですね→
骨盤のすぐ上に
前立腺のってるんですけども→
そこを　いろいろ取ってくるときに
神経のダメージがありますんで→
骨盤底の緩みに　つながったり→
おしっこ漏れないようにしてるところのメカニズムが壊れて→
尿漏れ
起こしやすくなったりするんですね。
骨盤底にも関係してますけど。

（マギー）なるほど。
骨盤底筋が緩んでしまう意外な原因。
結構　あるんですねぇ。
では　骨盤底筋を守るために
日頃から気をつけるべきポイント！
それは　おなかの中の圧力


腹圧を　いかに少なくするか。
実は　そのための簡単なコツがあるんです。
そこで　こんな実験をしてみました。
まず　特殊な装置を使い→
日常生活の動作で　骨盤底筋にどれくらい負担がかかるのかを→
実際に測ってみました。
こちら　赤いグラフが腹圧の変化を示しています。
まっすぐ立っているだけだと→
圧力を示す数字は　およそ「１０」でした。
では　便秘のときをイメージして
思いっきり　いきんでみます。　すると…。
数値は　「６０」。
なんと　立っているときの６倍！
かなり負担がかかります。
この数値を下げるための簡単なコツがこちら。
同じように　いきんでも
数値は　たったの「２７」。
腹圧が大幅に下がったんです。
両手をあげることで→
おなかの中の空間が広がり
腹圧が下がったと考えられます。
続いては　重い荷物を持つときに
腹圧を上げないためのコツ。
普通に持ち上げると…。
立っているときの５倍にまで上昇しました。
でも　体のある部分に
ほんの少し気を遣うだけで…。
なぜか　「３７」。
先ほどと比べて大きく下がりました。
ポイントは　持ち上げるときの背筋です。

比べてみると　このとおり。
背筋をまっすぐにするだけで
おなかへの圧力が下がり→
骨盤底筋への
負担を減らすことができるんです。
日常生活の　ちょっとしたことに
気をつけるだけで→
骨盤底筋を守ることができる。
ぜひ　お試し下さい！
なかなか人に相談しにくい
下半身のお悩み。
でも　明るく楽しく
対策に取り組む人たちがいると聞いて→
北九州市を訪ねました。
こちらが　その現場。
市民センターに集まっているのは
皆　尿漏れや頻尿に悩む人ばかり。
その数　なんと８０人以上。
骨盤底筋を鍛えるための体操をしていますが→
もう一つ　参加者にとって
とても有意義なことが。
それは…
ハクションってしたら…。
尿に関する悩みは
人前で話すことが　はばかられ→
病院に行くことを躊躇する人さえ
多くいます。
だから　この集まりは…
…と知ってもらい　前向きに対策に取り組んでもらうことが　ねらいなんです。
こちら　この取り組みの中心人物…

なんと永井さん知り合いに片っ端から声をかけ→
体操教室に参加するように依頼。
少しずつ人数が増えたことで→
今では　こんなに多くの人が
一緒に体操をするまでになったんです。
２年前　永井さんも
尿漏れに悩んでいました。
しかし病院には通わず
家族にも話をしていませんでした。
ある日　目にしたのが
尿漏れ予防の体操教室に関するチラシ。
試しに参加することにしました。
そこで出会ったのが同じ悩みを持つ　いわば仲間たち。
これまで１人で悩んでいたことを
話すだけで→
とても心が軽くなることに
気付いたんです。
仲間同士でお悩みを解決していく
その喜びが→
もっと広まっていくといいですね。