2019/03/02(土) 16:00〜16:50 NHKスペシャル選 大江戸 第2集「驚異の成長!あきんどが花開かせた“商都”」[字]


絵師 彫師 摺師が→
分業します。
更に 紙 顔料 筆などの→
専門店も 数多く関わり→
互いに取り引きする事で経済が活発になったのです。
<へえ~ そうなんだ。→
確かに いろんな仕事があるぞ>
すたすたや。
すたすた坊主が来る時は→
世の中よしやと申します。



<びっくりした…お布施を求める大道芸人。→
こんな仕事もあったんだ>
はい 描けたよ~。
ほ~う いい絵だね!
<この人は 砂絵を描いて小銭をもらうんだね>
ちょいと おにいさん
ちょっと一服 おあがんなんし。
まあ… 一服だけじゃなくても
いいんだけど。
ハハハ…。
<キセルを一服吸わせるこの商売→
あそびめ風の格好で
誘うのか~>
あっ つれないねえ~。
<町にあふれる いろんな仕事。→
確かに 江戸の経済
ますます活気が出てきそうだ>
かつお節問屋の伊勢屋。
商売回復の秘策町人向けの安い網節を→
いよいよ売り出します。
伊勢屋の もう一つのウリは壁の看板の この言葉。
今では当たり前の商法です。
しかし この時代→
ほとんどの商品は
つけでの支払い。
その分 高く売るのが
常識でした。
伊勢屋は 現金払いなら
安く定価で売る事→
そして のれんの

信用にかけて→
品質を保証する事を
打ち出したのです。
この良品安価の正札販売は→
欧米に先駆けた画期的新商法。
武士に 武士道があるように→
商人は のれんをかけて商いをする。
いわば 商人道が
この時代 江戸に生まれたのです。
さあさあ 見てって下せえ
触って下せえ この網節!
出すは伊勢屋。 お大名御用達。
味は一級 伊勢屋のお墨付きだ!
うめえ うめえ かつお節が
手軽でお安く買えるってえ話だ。
これまで 高いかつお節に
手が出なかった 町の人々が→
続々と やって来ました。
あるじ 一つもらえるかい?あいよ!
さあ 買った 買った!
網節は爆発的にヒット。
江戸の評判になります。
伊勢屋の記録。
どん底にあった伊勢屋の経営は→
劇的に回復していきます。
その伸びは 江戸の経済成長と→
重なり合います。
大名が没落した後 武士中心から
町人中心に変化していった→
江戸の経済。

驚異の経済成長 第2のカギは→
町人50万人の 新たな
消費マーケットだったのです。
ジャン!
何ですか? それ。
これはね 「江戸買物独案内」。
まっ江戸のショッピングガイドね。
えっ! 既に 町のガイドブックが
あったって事ですか?
うん。
そう 江戸中の2,500軒もの→
人気店が網羅されていて→
ありとあらゆる業種が載ってるんだ。
まあ これは
世界でも先駆けという事だ。
今 マスターが持ってるのが
グルメ部門。
18世紀の半ば 江戸中 既に
食べ物屋さんだらけだったのよ。
ほら うなぎ屋に…→
だんご屋 それから…→
そば屋。
それって世界的に珍しい事なんですか?
そうね~ 花の都 パリでも→
1789年のフランス革命前は→
レストランも
ほとんど なかったみたい。
あっ マスター 見て 見て。
ほら!日本橋 伊勢屋さんも載ってる。
い… 伊勢屋?