2019/03/05(火) 16:47〜17:53 ten.【ゲキ追X…避難指示「解除」で揺れる原発の町 震災から8年】[字]


分からないときでも。
このように、
瞬時に聞き分けて翻訳する言語識別の技術開発も進められています。
この機能は、
今月末にも無料で使えるようになる予定で、技術は進化し続けてい
るのです。
増加する外国人への対応は、
救急現場でも。
大阪市消防局では、
ボイストラに救急現場で使う会話
を登録した、救急ボイストラを使
用。
大阪市が独自に開発した、
多言語対応の救急問診アプリとと
もに、現場で活用しています。
>>英語については、
救急隊員の中で多少の語学力でカバーできる部分は多いんですけれ
ども、やはり中国語、韓国語、

こちらのほうについては、
全く知識がない部分が多いんで、
十分活用させていただいています。>>今、
NICTで開発された音声翻訳技
術は民間会社にも広く提供されて
いて、ますます私たちに身近なも
のになってきています。
>>東京オリンピックまでに、
こういういろんな製品をたーくさん作って、
音声翻訳というのが普通のものに
なるのが2020年ぐらいまでの
目標。そのあとは大阪万博がある


ので、
大阪万博に向けて、
さらに性能を上げてくっていうのが重要だと思ってます。
>>今後、
国際的なイベントがめじろ押しの日本。
>>今から何をするんですか?
>>獅子舞です。
>>気軽に異文化交流ができ、
世界中の人と仲よくなれる時代が、もうそこまで来ているのかもしれ
ません。
>>続いて、
まもなく東日本大震災から1年。
きょうから1週間、東北の現状をお伝えします。
初日は、
ten.が問題の核心を追跡するゲキ追X。
きょうのテーマは、原発の町の今
です。
>>福島第一原発がある福島県大
熊町では、ことしの春、
一部で避難指示が解除されます。
ふるさとへ戻る人、
戻りたくても戻れない人。
それぞれの思いが交錯する、原発の町の8年をゲキ追します。
>>原発の町の日常は、
あの日からゆがんだまま。
>>うーん、
どうしようもないね。
なんか涙が出てくるよね。
>>受け入れがたい現実を前に、
立ち尽くす住民たち。

>>駅前には、
地球に優しいエネルギー原子力と
書かれた大きな看板が、今も設置
されたままになっています。
>>原発と共に歩み、
原発にふるさとを奪われた。
>>安全神話にどっぷりつかってたってやつだわな。
>>年々薄れていく娘の記憶。
>>ハクチョウはさ、
なんの文句も言わずにここに来る
でしょ、毎年。
人間って勝手だなって、
思わねぇ?
本当にさ。
>>変わったものと、変わらない
もの。
あの日からまもなく8年。
葛藤に揺れる原発の町をゲキ追し
た。
福島第一原発がある福島県大熊町。
1万1000人の暮らしがここにはあった。
人が消えた町。
原発事故以降、
そう呼ばれてきた町の一部で、こ
としの春、
避難指示が解除される。
急ピッチで進む町役場の新庁舎や、復興住宅の建設は、
8年ぶりの帰還へ向けた準備だ。
>>町役場の新庁舎、さらには、
復興住宅や商業施設の建設が進む

この場所が、
春に住民が戻ってくる大熊町の復
興拠点となります。
そして道を隔てたこちら側に広が
っている、
真新しい住宅街。
ここはすべて東京電力の社員寮なんですね。
原発事故によって人が消えた町に、
こうして今、
原発によって人が戻ってきている