2019/03/08(金) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝大阪・ドーム前ぶらりおもちゃで幸せ掴む男▽岩おこし劇的進化】


◆ちょっと
マシューのほうに近い感じですね。
これって創業当時から材料はそのまま?
◆材料も一緒ですし、
製法も、基本的な考え方は一緒です。
◆だから、永遠に懐かしいお味と
いうか。
◆老舗岩おこしメーカーの後継者
として
育ってきた小林さん。


しかし、ここまでの道のりは、
決して、平坦なものではありませ
んでした。
◆大学卒業してから、
別の会社で働いてまして。
◆一旦挟んでいるんですね。
◆今から13年前の
30歳のときに、この会社に転職
してきたんです。
◆30歳のときに戻ってきたわけ
じゃないですか。
そのときの会社の状態はどんな感
じだったんですか。
◆過去の業績とかも見直したんで
すけれども、
やはり
洋菓子に大分押されて、
バブルの時期、

そこをピークに年々売り上げが下がってきてまして。
これではちょっとまずいなと、
何とかしないといけないなというのが、
夢を持って帰ってきたそのときで
す。
◆俗に言うと、ピンチはピンチと
いうか。
◆ピンチですね。
このまま行くとなくなるんじゃないかと。
◆会社の未来に危機感を感じた小
林さん。
当時はまだ新参者でありながら、

社内改革を進めていくことに。
◆製造現場から
見直していこう
ということで工場に入ってきたん
ですが、
工場は、古株の職人さんが山ほど
いまして。
それまで
職人の経験と
勘でおこしづくりをしていたもの
ですから、
それをちょっとずつ変えていこう
ということで、
マニュアル化したりとかして。
それによって、
無駄というのはなくなっていった
んですけれども、工場の中を変え
ても売上にはつながらないんです
ね。
なので、新しい商品づくりに
今度は打って出ようということで、新しい商品をつくりました。
◆こうして小林さんが生み出した
のが、
サクサク食感が新しい、ポンポン
ジャポンシリーズ。
この製造工程には小林さんのこだ
わりが…
◆こちらで、
一口サイズに
形をつくっていきます。

◆手作業なんですか。
◆そうなんです。
手じゃないと、この食感がつくれ
ないんです。
◆ええ…。
◆この作業、
見た目以上にとっても難しいんだ
そうで…
◆早くせなあかんということはないんですか。
◆早くしないと、かたまっていき
ます。
◆時間との勝負。
◆なかなか、まとまらないものですね。
◆やばいやばい。
これむっちゃむずいわ。
◆時間がたったらほんまに…。
◆俺なんか、
全然…。
◆めちゃくちゃやんか。◆めちゃくちゃやんか。
これなんか何なん。
◆むずいわ。◆これ、
何個ぐらい、つくられるんですか、1日に。
◆1日に4万粒。◆めっちゃ大変ですやん!
◆意味がわからんわ。
◆やはり、ギュッとやっちゃうと、
おいしくないので、◆だめなんで
すね。
◆できるだけ小さく。
小さく、小さく。
◆これが新食感というかね、