2019/03/09(土) 00:25〜01:10 ガッテン!「認知症や難病にまで!神経にたまる“ゴミ”の脅威」[解][字][再]


(岡田)考えました。
(大島)零美さんの正体?
これは もう零 無いという結果→
見えてるけど無いんですよ 実は。
正体は 無いんですよ。
うわっ!

(岡田)そういう意味ですね。
(大島)すごい。
「美しい」は 何でしょう?
たまに美しい女性も うつりますけど…。
(笑い)
実際にいないですから
勘違いしないで下さいという。
「零美正体」 正体のないものを見てしまう
病気だという意味で。 ああ はい。
もう この間に とにかく
「れびーしょうたい」っていう語感が→
頭に入って頂ければ結構で。
(大久保)もう入りました。
当たるとか外れとかいう
話じゃございません。
さあ それでは正確な表記は?
「れびーしょうたい」 こうです。
(大久保)小っちゃい体…。 えぇ~?
(大島 大久保)「Lewy body」?まず 「レビー」って何ですか?
(岡田)えぇ~!
ドイツの神経学者で→
フレデリック・レビーという人…。
ああ!
問題は 小っちゃい体 「小体」


これは何ですか?
一体どんなものかを
それではお見せしましょう。
やって来たのは…
全国から脳や全身の臓器を集め→
スライス状の標本として保管しています。
これが海馬ですね。
大切に風呂敷で包まれた箱の中には
ある歴史的人物の標本が…。
なんと あの
アルベルト・アインシュタインの脳まで→
保存されているんですって。
標本の数は…
これらから巨大なデータベースを作り→
老化に伴う病気やレビー小体に関する研究を行っています。
レビー小体を研究すること40年。
脳神経内科の…
レビー小体とは どんなものなのか。
貴重な標本を見せて頂きました。
顕微鏡をのぞいてみると…。
(スタッフ)これ 何ですか?
これこそ レビー小体の正体。
さまざまな情報を伝達している神経。
レビー小体は その神経を
侵食するかのように たまってしまう→
タンパク質の塊。
いわば ゴミのようなもの。
恐るべきレビー小体。
こちらの施設の研究によると→
3人に1人が体にたまってしまっている

というんです。
えぇ?
えぇ~!
(大島)ゴミが神経に…。
本当ならば レビーさんが発見した→
「ゴミ」でも よかったわけです
日本語の表記なら。
だけど ゴミってわけにいかないから
というので→
「小体」と 小さな体というふうに
つけられたそうです。
とにかく名前を覚えて頂きたいので
いろいろとやってまいりました。
では 「神経にたまるゴミ」って
ことなんですけど→
この神経って だって
体じゅうにあるじゃないですか。
体のあちこちの神経に
レビー小体はたまります。
どこにたまるかで すごく変わるんです。
ここです。 頭の横。
ここ 側頭葉っていうところなんですが→
側頭葉にたまりやすいんですレビー小体。
側頭葉というのは
何の仕事してるかというと→
見たものに意味付けをする仕事。
例えば 人間の形をしたものを見る。
そうすると 「あっ 人だ」という
意味付けをするので→
私たちは

この人を「人だ」と判断するんです。
つまり この意味付けをする
この側頭葉のところに→
レビー小体がたまっていると
機能が落ちているために→
ハンガーを見ても…→
「あっ 人だ」。(大久保)そっか。
(岡田)えぇ~!
(大島)勘違いしちゃうんだ。
(大久保)ちゃんと判断できないんだ。