2019/03/11(月) 00:00〜00:45 地球ドラマチック「サンゴ礁の海 ラグーン〜小さな魚マニーニの冒険〜」[二][字][再]


そうすれば 目で見て狩りを行う捕食者から逃げやすくなります。
♪♪~
到着しました!サンゴ礁の島の内側 ラグーンです。
温暖で穏やかな浅い海 ラグーンで

マニーニは さらに変化を遂げます。
数時間かけて 稚魚へと成長しますが→
体は まだ透明で体内の骨が透けて見えます。
すぐに 隠れがを探さなくてはなりません。
♪♪~
マニーニは かつて自分が生まれた世界の


住人に出会うことになります。
就寝中のヒブダイは
自ら作った粘液の繭で全身を包み→
匂いと動きが
察知されないようにしています。
夜の捕食者から身を守るためです。
ラグーンには多種多様な生き物たちが暮らしています。
身を潜めるものや…。
狩りをするものも現れます。
月が 生物学的な営みのサイクルに
影響を与える一方→
日々の活動を左右するのは
太陽です。
太陽の光は光合成を促します。
海の中のサンゴ礁でも同じです。
♪♪~
サンゴ礁は 藻類が育つのに理想的な場所です。
しかし 藻類の中には 繁殖しすぎて
サンゴを窒息させるものもあります。
魚たちが そうした藻類を食べ
増殖を抑えることで→
サンゴ礁は守られています。
サンゴ礁の海では何もかもが つながっています。
すべてが絶妙なバランスの上に
成り立っているのです。
7,000万年以上の時をかけて
つくり出された→
調和のとれた環境なのです。
魚の小さな王国 ラグーンには時折 訪問客も やって来ます。
ウミガメの仲間 タイマイです。

は虫類でありながら 20分間 息を止めて水中を泳ぐことができます。
♪♪~
ウミガメは 大海原の旅人です。
体に付着した小さな生物を
海中に運びます。
♪♪~
ウミガメは ふだん クラゲや小さな生き物を食料としますが→
サンゴ礁の周辺では
藻類やサンゴを食べることもあります。
ウミガメは
魚たちを脅かす存在ではありません。
魚の群れに囲まれながら
独り悠々と行動しています。
♪♪~
幼いマニーニも生まれて初めて藻類を口にしました。
この食事の変化をきっかけに
体に黒い縞模様が現れます。
この模様は
敵を欺くカムフラージュとなります。
目が縞の中に紛れ
前後の区別がつかなくなるため→
敵に 逃げる方向を悟られずに済むのです。
近くでは ゴマモンガラが縄張り作りに励んでいます。
彼らは 防御が得意。
サンゴを動かし 砂をまき散らし巣作りを行います。
そして産卵し 卵を全力で守ります。
♪♪~
ラグーンの天使と呼ばれる
ナンヨウマンタです。
♪♪~

サンゴ礁の海を旋回しながら→
ラグーンで暮らす ある魚と
「取り引き」をしに やって来ました。
♪♪~
取り引きの相手は 通称「掃除魚」。
古くなった角質や寄生虫を食べる魚です。
ラグーンで暮らす魚なら一流のサービスを提供する この小さな掃除魚→
ホンソメワケベラを知っています。
♪♪~
サービスを受けたければ
この掃除魚を探せばよいだけです。
♪♪~
ホンソメワケベラの細やかな気配りにサメも すっかり従順になり→
見事に並んだ歯をあらわにします。
ラグーンには 日々の営みに加えて→
季節ごとの大規模なイベントもあります。
サンゴ礁の海に暮らす…
繁殖が始まろうとしています。
ふだんは単独行動のマダラハタが→
大群となって ラグーンと外洋をつなぐ
水路に集まり 一斉に繁殖を行います。
マダラハタは毎年 繁殖期には
必ず同じ場所に集まります。
中には 100キロ離れた場所から
来るものもいます。
一年に一度きり 同じタイミングで
一斉に繁殖を行います。
ここでもまた 営みのサイクルに
影響を与えるのは 月です。
1年のうちで 夜が最も長い大潮のときが