2019/03/11(月) 15:50〜16:50 ten.【東日本大震災から8年…関西では伝えられない福島復興の真実】[字]
すべてのものが奪われた、
それが何万人もの人に降りかかっ
たという、
その痛みの実感が、
なかなか伝わりきってないんじゃないかと思うんですね。
今回、福井の方にお話を伺うと、
原発は怖いんだけれども、
代わりのものがないということば
がありました。
福島は再生可能エネルギーだけで
なくて、ロボット産業など、今、
原発に代わるものを生み出そうと、
チャレンジをしているんですね。
全国の皆さん、関西の皆さんには、
福島の思いに痛みをはせてもらいながら、
この福島の新しいチャレンジを今
後、
ぜひ見守ってもらえればと思いま
す。
>>今、
代わりのものがないという話がありましたけれども、
再生可能エネルギー、
今も岸さん、
高い壁が立ちはだかってるんです
よね?
>>原発事故があって、
原発が危ないねっていうのは分かったんですけれども、じゃあ、再
生可能エネルギーで全部済むかと
いうと、実はこれ、無理でして、
もちろん、
この原発の立地地域の観点から原発必要と言われるんですけど、
日本全体で考えた場合は、実はこ
の送電網、
電気を送る分で常に需要と供給を
一致させないと、以前、
北海道で起きたみたいなブラック
アウトというのは、起きかねない。
大規模停電が、それを考えると、
再生可能エネルギーは、
太陽光なら太陽が出ている間だけ、
風力ない風が吹いた間だけしか発
電できませんから、再生可能エネ
ルギー、
でも100%作れました、じゃ、
それで送電は大丈夫かというと、
これ、別問題。
ですので、この部分をクリアする
には、やっぱり送電部分での蓄電
池、電池をためる技術がもっと進
歩しないといけない、その意味で、
時間がかかりますから、実は、再
生可能エネルギーがフルに使える
というのは、恐らく、これから2
0年ぐらいはまだかかると思いま
すので、この第一原発の廃炉が終
わるぐらいの段階で、ようやく本
当に再生可能エネルギーをフルに
使えるのかなとなると、それまで
をどう過ごしていくか、これがや
っぱり大事なんですね。
>>橋本さん、関西も決して、ひ
と事ではないですよね。
>>そうですね。私たちが使って
いるこの関西電力の電気ですよね。
福井県の一部原発を再稼働させて作っています。
もし、そこで事故が起きれば、
福井県はもちろん、京都に住む方、滋賀県に住む方、
自分たちのふるさとを失うかもし
れません。
そして、
琵琶湖が放射能によって汚染されれば、
私たちは飲み水に困るかもしれな
い。
そういったおそれをはらんでいる
のが原発だということなんですね。
住民の方は、
今のこの福島の現状を知ったうえで、
一度立ち止まって考えてほしいと
話していました。
>>ここまで大橋キャスターでし
た。
ありがとうございました。
>>ありがとうございました。
>>そして橋本フィールドキャス
ターもここまでです。
ありがとうございました。
>>ありがとうございました。
>>では続いてお天気です。
蓬莱さん。
>>雲は低くたれこめてますけど、
雨はやみましたか?
>>西のほうはちょっと雲の隙間
から日ざしが出てますけれどもね。
大阪も昼ぐらいまで雨が降ってい
ました。
最低気温がね、10度ぐらいあっ
たんです。
最高気温が16度ぐらいで、ただ、
風が結構吹いてたので、日ざしが少なかったので、あんまり暖かさ、
感じなかったと思いますね。