のです。
＞＞これは確かに怖いですね。
＞＞死因に多いのが、母親による圧死。
これを防ぐために設けていたのが、
子どもが逃げ込める台。
膳は急げ。
村上さんは、ニフレルに戻るやい
なや、
すぐに台を設置しました。どんなに危険が迫っても、村上さ
んはおりの中に入ることはできま


せん。
＞＞２４７．５。
＞＞そのため、体重測定など、
事前の健康管理こそが母親と赤ち
ゃんを守る唯一のすべです。
午後８時。
赤ちゃんを迎える準備は閉館後も続いていました。
＞＞モトモト。
モトモト。
＞＞熟睡しているモトモトくん。
なかなか起きてくれません。
ふだんは直接、
こんなに触ることはありませんが、きょうはしかたありません。
バックヤードへと移動させます。
モトモトくんを移動させて行われるのは、水槽の工事。
赤ちゃんが溺れないように、水を
すべて抜いてしまいます。
急ピッチで進む作業。
フルフルちゃんがいつもと違う鳴き声を上げたり、
おなかを気にするしぐさを見せ始
めたからです。
特に異変が目立つ日は、２４時間
態勢に。
＞＞おやすみなさい。

＞＞村上さんや飼育員が、
３時間ごとに交代で見守ります。
＞＞お願いします。
＞＞３時間、
ほとんど寝てたという。
今も寝てます。

やっぱり、
いつ動き始めるのかとかが読めな
いですし、
今も寝てるんですけど、１０分後
に起きているかもしれないので、
そういったのを見逃さないように
っていうので、観察をします。
＞＞村上さんはあることを気にし
ながら、
フルフルちゃんを見守り続けまし
た。
北海道出身の村上さん。
水族館で働くことを夢に、
獣医を志しました。
熱が入るあまり、
駆け出しのころは生き物との距離
を縮めすぎて失敗したことも。
＞＞誰よりも真剣に見てるのは分
かりますね。
＞＞大体このぐらいの感じで、
常に冷静だし、穏やかなんですけど、
村上君がなんか、
ぱっと分かったときに、
そのときにやってた作業を忘れて、
わーってなって、
どっか行っちゃっていう話を聞い
て、
すごい意外で。
生き物への愛情というのがすごい
感じられるし。

＞＞いつも気にしているのは、
適度な距離感を保つこと。
＞＞神頼みにお守りつけてます。
私がちょうど１２月の初旬ぐらい
に買ってきました。
＞＞今の自分にできることは、
見守ることだけ。
そして待ちに待った瞬間が訪れま
した。
妊娠発覚から８７日目。
＞＞産まれました。
＞＞フルフルちゃんは無事に出産。
心配されていた踏みつけもなく、
母親がすぐに赤ちゃんをなめ始め
ました。
出産の一報を仮眠室で受けた村上
さん。
はやる気持ちを抑えながら、赤ち
ゃんのもとへ向かいます。
健康状態を確認したいものの、ナ
ーバスな時期。
タイミングを計ります。
初めてのうんちもして、元気な姿
を見せてくれました。
＞＞とりあえず、
無事産まれてきたので、
次は無事育ってくれることかな。
＞＞ガラス張りでは、
初めはびっくりするからのう。
目隠しは赤ちゃんにとっては、