だから今の法定の態度、対応を見ても、自分が反省してない対応を
見せることによって、
法廷の中で多重性人格障害、演じてる可能性もあるわけですよね。
だから、自分の責任能力がある自
分をさばけますかということを逆
に法廷で、彼女は問うてるような
気もしますし、
そこらへんの判断は非常に難しい
んですけど、
一つ大事なことは、この、
こういう人たちによって犯罪は起こってしまったと。
やっぱりそれに対して、
責任性を求める判断を
下さなきゃいけないということで
すから、やっぱりこの判断は、
やっぱり妥当性を私は持つとは思
いますね。
＞＞その今回の判断なんですが、
こちらです。
弁護側は、
その解離性同一性障害を主張していて、
心神耗弱状態だったとして刑の減
刑を求めていました。
一方、検察側は、
凶器を用意するなど合理的行動があったとして、
この障害については認めたんです
が、
責任能力はあったとしたわけなん
ですね。
大阪地裁は無期懲役、
完全責任能力を認めました。判決の理由としましては、
こういった事前の準備、
そのあとの行動も含めて、
別人格でも行動のコントロールが
できていると判断したわけなんで
す。
そして、野村さん、記憶もあった
ということなんですね。
＞＞今回のやっぱり一番の特徴は、
弁護側だけではなくて、
検察側もこの被告人が解離性同一性障害であるという、その事実を
認めたうえで、それでも責任能力
はあったということをはっきり今
回、
裁いたというところがポイントなわけなんですよね。
そのときは今、お話があったよう
に、例えば全く別人格になって、
そのときに凶暴な行為をした人と、
ふだんの人との間に全くの記憶がない場合、
本当の意味での別人格が犯してし
まった犯罪であったということで
あれば、過去にも、
これは軽い万引きのような事件ではあるんですけれども、
減刑されているケースっていうの
もないわけではないですよね。
ただ、今回のケースはやっぱりな
んといっても、
記憶が、
その２つの人格の間に、記憶がちゃんと残ってますし、
さらには凶暴な人格だといいなが
らもしっかりとした犯罪後の行動
等を見たり、その前の行動等を見
れば、やはり犯罪を犯すことにつ
いて、
一定の理解をしっかりとしたうえで計画的に行ったものだというふ
うに認めざるをえなかったという
のが、
今回の結論に至ってるんじゃない
かなというふうに思いますね。
＞＞ただ、その判断ってかなり難
しいものになりますよね。
＞＞難しいものになりますね。
それは先ほど、パク先生おっしゃ
ったように、本人はやっぱり、罪
を免れたいと思いますから、
そういった装いをすることもたく
さんありますし、
実際のところはなかなか分からな
いというところはあると思うんで
すね。ただ、もう一点、言えるこ
とはただ、
やっぱり病気であることは間違い
がないんですよね。
ですから、それには罪がないとい
う部分は、
やっぱり考えとかなきゃいけない
ということは言えると思いますけ
れどもね。
＞＞過去にはこのような裁判もあ
りました。
こちら。
声優のアイコと名乗っていた神い
っき受刑者なんですが、こん睡強
盗の罪、これ、複数の男性に薬を
飲ませるなどして、
こん睡状態に陥らせて金品を奪っ
たという罪に問われていたんです
が、無罪を主張しまして、
別人格のミサキが犯行と主張して、
責任能力はないと主張していまし