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2019/04/27(土) 16:30〜17:55 スーパーJチャンネル[字]


焼き上げたものなんです。
≫おいしそうですよね。
しかし技術の継承者がいないことから
存続の危機が。
老舗を切り盛りする若き4代目に密着しました。
≫明治、大正、昭和、平成と
受け継がれ
令和も楽しめる伝統の味。
店を継いだのは末っ子の4代目です。
ユニークな発想と行動力で
老舗の店に新たなお客が。
≫こちらは
都内でも有名な藤の名所。
今まさに満開に咲き誇る

紫色の花を
カメラに収めようと
たくさんの人が訪れています。
350年の歴史を持つ
江東区の亀戸天神社。
この時期には、およそ30万人が


訪れるといいます。
≫そんな藤の花をめでた帰りに
多くの人が立ち寄るのが
亀戸土産として人気の
創業112年天神せんべい大木屋です。
店ののれんを守るのは
4代目店主の大木美恵子さん、46歳。
≫1000と100円に
なります。
ありがとうございます。
≫店内にはせんべいやおかきなど
およそ20種類が
ところ狭しと並んでいます。
≫皆さんがおいしいと
口をそろえて言うのが
こちらの、きじょうゆせんべい。
濃いめのしょうゆの味とザクザクとした食感が好評で
わざわざ遠方から買いに来る
ファンも多いといいます。
≫この道60年の職人というのが
こちら
越河進さん、86歳。
実は、せんべいのおいしさを左右するのは
焼く前の乾燥なんです。
≫同じ生地でも乾燥の具合で
こんなに仕上がりが
変わってしまうんです。
大木屋の味を出す
絶妙な乾燥加減を決めるのは
越河さんの指先です。

≫よーく耳を澄ませてください。
越河さんの職人技で乾燥させた
生地は全長8mの
なんともクラシックな
この機械で
手焼きのように
1枚1枚、焼かれていきます。
機械に生地を乗せると
炎の上をひっくり返されること24回。
1時間で700枚以上を
焼くことができます。
≫よき相棒であるこの機械も
使い始めて46年。
そろそろ無理が利かなくなる
お年頃です。
生地が重なってしまうことも
珍しくありません。
そんなとき、越河さんは…。
機械を止めずに、キリを使って
重なってしまった生地を
流れに戻します。
機械で焼いたあとは
手作業でしょうゆを2度塗り。
人気のきじょうゆせんべいが
出来上がります。
店の4代目・大木美恵子さんは
3人兄妹の末っ子。
7年前に父・靖一郎さんが
亡くなり後を継ぎました。
≫美恵子さんは短大を卒業後

結婚式場に就職。
ウェディングプランナーとして
働いていました。
たまに店番に立つ程度で
せんべいとは距離を置いていました。
≫子どもの頃の思い出をもとに
まず力を入れたのは
手焼きの薄焼きせんべい。
店内に焼くスペースを作りました。
機械で極上せんべいを焼く
越河さんとは別の道を探ります。
違う世界から飛び込んだ
美恵子さんの新たな挑戦です。
その挑戦は、うまくいくのか。
美恵子さんはある人たちのもとを訪ねました。
≫大木です。こんにちは。
≫父と親しかった同業者の先輩たちに
手焼きの薄焼きせんべいの感想を
聞きます。
≫先輩からの熱いエールに

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