2019/05/08(水) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


どういうものなんでしょうか。
≫天皇が、国民の幸せや
五穀豊穣を祈るために行う
お祭りごとやおはらい、それから
神々への奉告。
これをまとめて、しかも

皇居の中で行われますので
宮中がついているんですが
宮中祭祀といいます。
主要な宮中祭祀だけで
およそ20件
年間で行われまして
おしなべると
月に1回以上のペースで
行われているんですね。
行われている場所なんですけども
皇居の中にあります
宮中三殿というところでして。
≫この写真で見ますと先日、一般参賀があった
長和殿の場所と
こういう位置関係なんですね。
≫多くの人が集まっていた
宮殿前の裏側辺りになりますね。
この宮中三殿は
3つの建物があるから
三殿というんですけれども
左から皇霊殿
歴代天皇や皇族方の霊を
祭っています。
真ん中が賢所。ここが一番


格が高いとされていまして
天照大神、皇室の祖先の神を
祭っています。
それから
八百万の神を祭っている神殿。
この3つで宮中三殿
ということになりますね。
≫そして、その右側にあります
陛下の装束に関してなんですが。
≫これは
黄櫨染御袍という名前でして
天皇のみが着ることを
許されている
古い装束になります。
黄櫨染というのは染め方の技法の名前でして
袍というのが陛下が着られている
表衣の部分ですね。
色は
太陽をイメージしていまして
日の光を浴びると
赤っぽくなったり
黄色っぽくなったり
色が変化するような
染め方なんだそうです。
≫これは天皇陛下のみが
着用できる
袍というふうに聞いていますが。≫ですから今日、陛下は
即位後、初めて
これを着られたわけでして
平安時代から続く

伝統的な装束なんですが
今日は新調されたものを
お召しになっていたと。
≫それは
どこで分かったんですか?
≫宮内庁の職員に
先ほど確認しました。
新調だと。
私、現場で気になったんですが胸元をご覧いただくと
白いものが、ちょっと透けて
見えると思うんですけども。
≫中に
入れていらっしゃいますね。
≫これは拝礼に使う
御告文というものでして
何で透けているんだろう
メッシュなのかと思ったら
どうも、黄櫨染御袍は
春夏用と秋冬用が
あるそうでしてこの時期になると
暖かくなるので
春夏用に変わるということなので
もしかしたら
これは
春夏用なのかもしれません。
≫我々は
あの映像を目にするわけですが
あの廊下のような場所は
賢所の廊下になるそうですね。
≫そうですね。

ちょうど賢所の
このパネルでいうと
この辺り、画面の右側に
廊下のようなものがあって
ここを歩かれて建物の中に入っていく場面が
撮影されています。
≫こう入っていらっしゃって
正面に回られるわけですね。
≫そうです。≫この中では、どういうことが
行われたんでしょうか。