散歩に向かうところでした。
子どもたちの安全を第一に
考えていることが分かるんですが
それでも防げなかった事故。
現場の車道と歩道の間には
ガードレールはありません。
近隣住民の間では危険な場所として
認識されていたということです。
≫今、1つニュースが入ってきました。
北朝鮮が北西部の
ピョンアン北道付近から
飛翔体を東に向け
発射したと発表しました。
弾道ミサイルかどうかを含め
韓国軍が確認を進めています。
では事故のニュースに戻ります。
スタジオには交通事故がご専門の
加茂隆康弁護士に
お越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
昨日から、このニュースを私たちも伝えていて
多くの視聴者の皆さんも
釈然としないことが
多すぎる。
1つは、なんの落ち度もない
あの子どもたちが
信号を待っていただけなのに
なぜ命を奪われてしまったのか。
この部分を今日は先生にいろいろと素朴な部分で
伺っていきたいと思うんですが
まず、この事故そのものは
この車が
右折しようとしていった。
真っすぐ来た車とぶつかった。
そして、この車が信号待ちをしていたところへ
突っ込んでいった
ということなんですが
この事故そのものの
過失の問題ですね。
これは、まず
どう考えればいいんでしょうか?
≫青信号で
白い車は直進しているわけで。
一方、黒い車のほうは
青信号で右折できるかなと思って
前をよく見ないまま
右折をしたと。
こういう場合には民事的には
過失は認定基準が
直進車のほうは2割であるという
基準表がございます。
これは全ての
こういうケースでの交通事故の
ほとんど、バイブルのように
使われていまして
青信号での直進対右折であれば
大体8対2と考えられるんですね。
≫ただ、問題は
直進してきた車の運転していた
女性は、もうすでに
昨日釈放されました。
こちらの右折しようとしていた
車の運転手は
まだ取り調べが続いていて
私たちも容疑者と呼んでいるわけですが
1つ問題なのは
突っ込んでいった車の運転手が
ここに行ったために
園児たちは
命を落とさなくては
いけなくなってしまった。
なぜなんでしょう?
こちらが釈放されるのは。
≫それは警察のほうでも
白い車の運転手のほうの過失が
まず小さいのではないかと。
そして、原因を作ったのはむしろ右折車両であろうと。
そういうことを考えたと
思います。
特に白い車のほうは
物理的には
園児の皆さんに
突っ込んだことによって
死亡させるということに
なってしまったんですけれども
この事故のそもそもの
原因というのを考えたときに
右折車のほうが悪いと。
今、逮捕されている右折車の運転手のほうに
大きな原因があるんだから
直進車のほうの過失は少ないので
釈放しようというような考えに
至ったと思います。
≫もう1つ、私、伺いたいのは
ここに、もしいなければ
これは年間、何万と起きる
事故の1つですね。
でも、なんの落ち度もない
この保育士さんと園児たちが
ここにいた。