2019/05/16(木) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


それが向いてくるのが怖い。
そういう心理に
陥ってしまうことでしょうか?
≫そうですね。
もちろん、これを止めたら
自分に対して、かなり強く

暴行を受けることになりますから
それとの関係の中で
とても怖い気持ちになりながら
止めるか止めないかということを
考えているんだと思います。
≫ここにあるような数字を見ると
そういう方々今、現実的には大勢
いらっしゃると思うんです。
そういう方々は
まず、どこへ
駆け込めばいいんですか?
≫どこでもいいんです。
まずは市の窓口でも
児童相談所でも
とにかく市区町村、児童相談所に
一報を入れていただきたいと
思うんです。
そうすれば、各窓口から
いろんなところに
適切な場所に
窓口を回してもらって
自分に必要な行政サービスを
受けることができますから
まずは、どこかに誰かに


言ってほしいと思います。
≫実際に、虐待とDVは
結び付けて考えるべきだと
思うんですけれども
組織間の連携が
できていない。
具体的にはどのようにしていけば
救えるんでしょうか。
≫虐待と配偶者へのDVの
窓口が、それぞれ違って
DVの窓口は女性の相談窓口になりますし
虐待は児童相談所に相談する。
これ自体は子どものためを思って
子どもの気持ちになれる
専門家がいるのか
それとも女性の気持ちになれる
専門家がいるのかということで
適切なところなんですけれども
この2つの窓口間の連携が
きちんととれている必要が
あると思うんです。
その2つの連携が
きちんととれれば
こういうケースもそうですし
これから起こるだろう
DVと虐待が
両方とも発生しているような
ケースも防げたり、あるいは
守れたりすると思っています。
≫この心愛さんの事件の場合

例えば、児童相談所は
いったんは預かったことが
あったにもかかわらず
親から圧力がかかって
返してしまったり
学校は学校で
心愛さんは
自分が父親から、いじめられて
暴力を受けていることを
アンケートで答えた。
だけれども、それを父親に見せてしまったり。
いろんなことが重なった中で
こういうことになってしまったわけですね。
その連携の難しさというのは
現場で仕事をしてらっしゃって
どういうところに
お感じになりますか?
≫そもそも、これをどこに
相談したらいいのか
どこと連携を取ったらいいのか
というところに
かなり専門的な知識が
必要になります。
やっぱり現場のワーカーだけでは
考えることが
難しいのであれば
今、児童相談所にもそうですし
各地の教育委員会
学校にもそうですけれど
弁護士が配置されていますから

弁護士がそこに入っていって
第三者的な立場から
これはどこかに
相談したほうが
いいんじゃないのとか
連携をとったほうが
いいんじゃないのとか
そういうことを
アドバイスできるような
仕組みもこれからどんどん