2019/05/21(火) 22:30〜23:20 プロフェッショナル 仕事の流儀「芸者として生きるということ〜芸者・赤坂育子」[解][字]


慣れない仕草に戸惑っていた。
どこだ?
ああ… はい。
最も課題となったのは
真希と真由の 男女の絡みの場面だ。
はい。

そうそう…。
♪♪~
酒に酔った男を心配し女が引き止める この場面。
女役の真由は 男性への恋心を
表現することに苦戦していた。
ここら辺に 手があんだからさ…。
♪♪~
赤坂の街を歩いている時だった。
時代を追うごとに芸者を取り巻く環境は厳しくなっている。
本番まで あと4日。
真希と真由完成度がなかなか上がらない。
これもね こうやるから…→
もし… とこっち 手はここで下ろす。
休憩もとらずに
稽古をつけている時だった。
えらいことだのう。
真由がつぶやいた後ろ向きな言葉に育子が語りだした。
迎えた本番当日。
大広間は 満席。
余興が始まった。
♪♪~
いよいよ 真希と真由に託した
「江戸まつり」。
最も稽古に時間を割いた あの場面。


♪♪~
(笑い)
♪♪~
(拍手)
会場からはこの日一番の拍手が沸き起こった。
だが 置屋に戻った二人に
笑顔はなかった。
すいません 今日は土曜日のところ
働かせて頂きまして→
ありがとうございました。
また 今日の余興で→
男役やらせて頂きまして
お勉強させて頂きました。
ありがとうございました。
なかなかきれいでしたよ。
ふがいなさを嘆く二人に
育子が言葉をかけた。
(育子)そうだよ 絶対。 だから ここで
どうのこうのと言ってる場合じゃないの。
まだまだ これから。 一つ 勉強になったと
思って やらないとダメ。
芸者としての芯が芽生え始めた二人に
育子はエールを送った。
で また若い人たちを
育てていってほしいし→
ねっ 婆やも育ててほしいし。
お頼み申します。
♪♪~(主題歌)
♪♪~
稽古が始まった。

今日もまた育子は その芸を 積み重ねていく。
♪♪~
自分が選んだ道は最後まで やり遂げていく。
それで自分なりに満足する。
また周りの人が満足する。
♪♪~
育子姐さんは…。(一同)きれい~。
♪♪~
2019/05/21(火) 22:30〜23:20
NHK総合1・鹿児島
プロフェッショナル 仕事の流儀「芸者として生きるということ〜芸者・赤坂育子」[解][字]

芸者・赤坂育子、79歳。数々の大物たちをとりこにしてきた花柳界の生ける伝説。この道62年、“日々を、どう積み重ねるか”芸に人生を捧げた育子の生きざまに迫る。

詳細情報
番組内容
東京・赤坂に、客に愛され続ける芸者がいる。花柳界の生ける伝説・赤坂育子、79歳。若手が舌を巻く色気のある舞踊、座敷を盛り上げる巧みな話術で、数々の大物たちをとりこにしてきた。細やかな気遣い、艶やかな芸は、たった1つの流儀に貫かれると育子は言う。それは“日々を、どう積み重ねるか”ということ。平成最後の「春の大宴会」で新作の余興に挑んだ育子。この道62年、芸に人生を捧げた育子の生きざまに迫る。
出演者
【出演】芸者…赤坂育子,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり


ジャンル :
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